リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

地震の前兆と予知

2011-03-13 08:45:21 | オヤジの日記
3月11日は、中学3年のメル友が、合唱コンクールに出るというので、娘と二人で見に行った。

お昼の休憩のとき、我々二人はホール近くのラーメン屋でメシを食った。
食い終わってホールに帰ろうとしたとき、横断歩道を大きな猫が慌てたように走り抜ける姿を見た。
そして、ホールの階段に来たとき、階段の上からやはり猫が2匹すごい勢いで走り下りてくるのに遭遇した。

ホールで、猫を飼っているのか?
我々は、「まさかね」と笑って、ホールの階段を上った。

そのとき、我々の後ろをカラスが5、6羽、低空飛行で飛んでいく気配を感じた。
「なんだ!」と言って振り返ると、カラスは、低空飛行から一気に上昇して、ホールの屋根の上を目指して消えていった。

その約1時間半後に、大きな地震があった。

私が経験したことが、その前兆だった、などといい加減なことは言わない。
ただ、そういうことがあった、ということを書きたかっただけだ。


不幸なことだが、おそらく日本は世界有数の地震大国だと思う。
それは、誰しもが認めることではないだろうか。

地震予知。

それは、素人が考えるほど簡単なものでないことはわかる。

だが、過去に何度もの大きな犠牲者を出してきたのだから、結果論と言われることを承知で疑問を呈したいと思う。

なぜ、地震予知関連に、もっと予算を回さないのか。
なぜ、あらゆる種類の地震を想定して、地震に強い都市計画を推進しなかったのか、と。

今回の大地震から復興するのに、何十兆円かかるか、想像もつかない。

しかし、その金額は、シミュレーションの好きな役人には、数十年前から予想することは可能だったのではないだろうか。

被害を最小限に抑えるための予知、そして計画的な耐震国の建設。
これらにもっと予算を費やしていたら、復興の費用は、一ケタ違う可能性もある。

今回の地震が、どれほどダメージを与えたか。
いま、シミュレーション好きな役人たちは、それを計算するのに必死かもしれない。

それは、とても大事なことだが、「近い将来また大地震が来るかもしれない」と題目を唱えるより、数十年先のことを考えて、強固な耐震国日本を造るために、現実的な建設のための予算を組むことを考えて欲しい、と切に願う。


役人と政治家は、そのためにいると思うから。