リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

うらやましい性格

2011-03-30 13:38:32 | オヤジの日記
三浦カズ先生が、素晴らしいゴールを決めたというのに、水道を止められそうになった。

だから、今朝8時半に直接水道局まで行って、支払ってきた。

ヨメが「うっかりして」支払いを忘れ、督促状も失くしてしまったというのだ。
「ハハハ、地震で気が動転して、忘れちゃったぁ!」

もし、このようなことを私がしたら、名刀で頭を断ち割るがごとく「どうすんのよ! どうすんのよ!」と罵倒されたに違いない。

我が家では、家賃、食費、子ども関係の支出は、私が管理している。
ヨメは、公共料金のみ、管理している。

以前には、電気を止められそうになったことがある。
インターネットと携帯電話を止められたことがある。
なぜか、ガス料金だけは払い忘れることはないようだ。

払い忘れるたびに、「忙しいんで、忘れちゃったぁ! ガハハハハ」とヨメが言う。

繰り返すが、私がそんなことをしたら、立ち上がることもできないくらい言葉のパンチを浴びせかけられる。

花屋のパートは、午前中だけ。
午後は、少しも忙しくないはずなのだが・・・・・。


たとえば、こんなことがございました。
今年中学を卒業した娘が小学校4年のときのことだから、6年前か。
家族で東武動物公園のプールに行った。

しかし、浮かれた娘が、電車内に水着の入ったバッグを置き忘れてしまったのである。

「どうすんのよ! 何してんのよ!」
ヨメが、娘を言葉の嵐で罵倒する。
普段は、どんなことがあっても泣かない娘が、そのときは泣いた。

そこで、可哀想になった私は「公園内に水着も売っていると思うよ。俺がそれを買うから」と助け舟を出した。
ヨメの罵倒は、そこで止んだ。
しかし、「2800円よ! もったいなくないぃ~」と不満タラタラ(自分の懐は痛まないのに)。

そして、昼メシ。
ヨメが、私が朝早く起きて作った弁当を、バックごと家の玄関に置き忘れたことに気づいた。

ヨメが言う。
「まあ、いいんじゃない? ここのラーメン、美味しそうよ。お弁当は、帰ってから食べましょうよ」
4人分のラーメン。
2200円の出費だった。

家に帰ってみたら、弁当は見事に腐っていた。
真夏の玄関に、そのまま置いておいたら、腐るに決まっている。

腐った弁当を見て、ヨメが言う。
「やっぱり腐っちゃうんだぁ~」


こんなことがございました。
私は息子と娘の学校行事には、必ず参加することにしている。

ただ、息子が小学校6年のPTA役員を決める懇親会だけは、急な仕事があって参加できなかった。
そこで、代わりに出るヨメに私は念を押した。

役員だけは、ゼッタイに引き受けないように。

しかし、仕事の打ち合わせを終えて家に帰ると、ヨメが「役員引き受けちゃった。広報だからね」と言うではないか。
しかも「学校新聞、毎年仕事でやっているから簡単でしょ。チャチャッとできるでしょ」とも言う。

冗談はやめて欲しい。
俺は、そんなことをしているヒマはない。

だから、PTAの各方面に電話をかけ、平身低頭でお断りをした。
それだけで、半日を無駄にした。


こんなこともございました。
息子の高校の入学式のことだ。

ヨメは、一ヶ月以上前から、力(リキ)が入っていて、入学式用のスーツを買って準備をしていた。

当日。
ヨメが「ない! ない! スーツがない!」と叫んだ。

しかし、冷静に考えるよう問い質したら、友だちに貸したと言うではないか。
ヨメの友だちのお子さんも同じ日に入学式だったが、着ていくものがないのでヨメに貸してくれるように頼んだらしい。

「いいわよ!」
安請け合いのヨメ。
それを忘れて「ない!」と、うろたえていたのである。

古いスーツでいいじゃない?
「いや! そのために買ったんだから、絶対に、イヤ!」
結局、ヨメは入学式に出席しなかった。

「なんで、同じ日に入学式をやるのよ! 最低の学校ね!」
ヨメは、その最低の学校に、3年間一度も足を運ぶことをしなかった。


そして、昨日のことだ。
娘がお友だちに借りた「トイストーリー3」のDVDを、ヨメが踏んづけて壊してしまったのである。

しかし、ヨメが平然と言う。
「ああ、ドン・キホーテで安く売っていたわよ。これから買いに行きましょう!」

それぞれ買いたいものがあった私たちは、近所のドン・キホーテを訪問した。

そこで、ヨメが早速ラップの山を崩した。
それを見た娘が「直しましょうよ」と提案したが、ヨメは「いいの! 素人が直したら迷惑でしょ。ここは、プロに任せましょうよ」と言って、平然と通り過ぎた。

ドン・キホーテの店内は迷路のようになっていて、しかも狭い。
その狭い通路を、元気のいい8、9歳のお坊ちゃまが、走り回っていた。
お坊ちゃまは、元気のいいままヨメのでかいケツにぶち当たり、その反動で駄菓子の山を崩した。

そして、それを片付けようとせず、走り去ろうとした。
そこで、ヨメの出番。
お坊ちゃまの腕をつかんで「あんたが壊したんだから、自分ひとりで直しなさいよ。それがルールでしょ!」と言ったのである。

ヨメの剣幕に恐れをなしたお坊ちゃまは、崩れたお菓子を拾って、積み上げようとした。
しかし、親切なドン・キホーテの店員が「ああ、これは僕たちが直すから、いいよ」と言い、素早い動作で組み上げ始めた。

それを見たヨメが言う。
「甘いんだから! ああいうときは、自分で直させなきゃ駄目なのに!

ヨメは、自分の言葉の矛盾に、まったく気づかない人なのである。

そのうらやましい性格。


見習いたいものだ。