ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

スペインの生ハムは多種多様

2010-09-17 22:49:26 | おいしい食べもん
せっかくですので、スペインの話題を続けましょう。

今週開催された スペイングルメフェアにおいて、色々なメーカーの生ハム類が紹介されていました。



スペインの生ハムといえば、イベリコ豚のハモン・セラーノが有名ですが(ハモン・セラーノについてはコチラで復習してくださいね)

メーカーによってそれぞれの特徴があるのね・・・と、食べ比べて改めて実感させられました。




もちろん、部位によって食感も旨味もまったく違うのですが、私の個人的な好みではヒレの部分でちょっと筋のある部位(画像上)噛みごたえがあり、旨味もあって気に入りました(その下は脂肪が少なくてサッパリしてソフトなヒレの部分です)。



通常、生ハムと呼ばれるのは上記のような状態のもので、ちょっと薄めにスライスされ、肉の色も脂肪の色もキレイで繊細なのですが、



上のメーカーの生ハムは ちょっと厚めにカットされていてボリューム感があり、ジューシー感と旨味がたっぷりと味わえました。



塩気もマイルドだったので、来日していたメーカーの方に話を聞くと、

「ホンモノの生ハムは、塩気はそれほど強くないものですよ」と返ってきました。
(VALTURRA IBERICOS社)




このメーカーの他のものも食べてみましたが、どれも塩気がやさしく、ふっくらジューシー系。



お隣のブースのイベリコの生ハムをいただくと、塩気も旨味もしっかりあるタイプで、熟成感もあり、まったくキャラクターが違いました。

どれが正解というのではなく、それぞれの個性を楽しみ&自分の好みのものを見つける楽しみ があります。
こういう食べ比べは実に楽しいものです


コメント
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