ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

六本木「ビストロ喜長」を震災後に初訪問

2011-06-13 21:47:40 | レストラン&店
2ヶ月前の4月のこと。
3・11大震災の後でどうなったのか? と心を痛めていた友人のKちゃんと私は、いつもお世話になっている六本木の「ビストロ喜長」さんにお邪魔してきました。

店では特に大きな被害が出なかったとのこと。
揺れるワインセラーをオーナーが必死で押さえた、と言ってました。
あの大きな揺れで物損がなかったのは幸いでしたね。

震災後はどこの店もキャンセル続きで閑古鳥・・・と聞いていたのですが、お邪魔したのがちょうど1カ月が過ぎた頃だったせいもあり、徐々に客足が戻ってきているようでほっとしました。

さて、今回いただいた料理は・・・・




アミューズ



共働学舎新得農場(北海道新得町)のチーズ

スプーンに載っているのはアフィネ(「笹ゆき」のアフィネだった?)、そこから時計回りに、
カマンベールタイプ 笹ゆきさくらのアフィネさくらコバンラクレットレラ・ヘ・ミンタル



チーズの全体像

真ん中の上、笹の葉っぱ模様の箱に入っているのがカマンベールタイプ 笹ゆき
そこから時計回りに、レラ・ヘ・ミンタル、ラクレット、コバン、さくら、さくらのアフィネ


「笹ゆき」は、北海道に自生する熊笹入りの塩を使い、仕上げに熊笹の葉を巻た白カビチーズ。笹の効果により、独特の風味や清涼感で北海道らしさを表現しているのだとか。

「さくら」は、塩漬けした桜の花が載せた白カビタイプで、“アフィネ”は「さくら」を さらに1カ月熟成させています。どちらも1月中旬~5月下旬の季節限定品。

「ラクレット」は、表面を炙りながらいただくアルプスの山小屋伝統のチーズ。

「コバン」とはフランス語で“仲間”の意味。この写真では四角い形をしていますが、音の響きから「小判」型に変更予定だとか(笑い)
白カビですが、通常よりクリームをたっぷり使い日本人好みに仕上げています。

「レラ・ヘ・ミンタル」。うーん、何者?(笑)アイヌ語で「レラ」は「風」、「ミンタル」の意味。
大型のハードタイプチーズです。

日本のチーズもなかなかやりますね
にしても、これだけ揃えていたとは、「ビストロ喜長」もスゴイ!



生ハム


ムール貝 ワイン蒸し

イタリアのムール貝が入った、ということだったのでチョイス。
珍しいですよね。私は初かも。
ただし、イタリアのどこの産地かはわかりませんでした。



羊のクスクス

野菜たっぷり&お肉ガッツリのクスクスをメインにしました。

見た目よりもあっさりしてヘルシー。
スープで煮込まれた野菜のやさしい甘さに癒されます
クスクスがお腹を満たし、満腹、満足です(笑)



飲んだワインについてはまた明日。


 ビストロ喜長  (港区六本木7-12-20 )

    http://www.kicho.info/


コメント (2)
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