9/11より、全国の ロイヤルホスト 246店舗でイタリア料理フェアがスタート しますが、
このフェアで本格的なイタリア食材が使われる と聞き、先週行われた記者発表会に行ってきました。
本格的な食材といっても、ファミレスの料理だし、たいしたことないでしょう…と思っていましたが、内容を聞き、見て、試食して、ロイヤルホストへの認識が変わりました。
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九州の福岡で、食べ物を通じて地域に貢献しよう、という理念でスタートしたロイヤルホストは創業60年になるそうで、和食、フードコート、ケータリングをはじめとしたさまざまな業態を全国750の拠点で展開しています。
その中心的存在である ロイヤルホスト では年に3回のフェアを開催していますが、昨年20年ぶりに復活して好評だった 「イタリア料理フェア」 が今年も開催されます。
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第1回目のイタリア料理フェアは1980年に開催され、この時はじめて日本で “アルデンテ” (歯ごたえを残した硬さにパスタを茹であげること)という言葉が使われたそうです。硬めの歯ごたえに、「茹で方が足りないじゃないか!」とクレームを言う客も多かったとか。
今はよく知られるようになった“アルデンテ”がロイヤルホストから始まったとは意外ですよね?
イタリア料理フェアは、その後、1987年、1990年、1991年と開催されましたが、20年ぶりの2011年、第5回フェアが「新 パスタ宣言」というテーマのもと復活しました。
この時に使われたパスタが、イタリアのデュラムセモリナ粉とイタリアのグランサッソ山脈の湧水で作られ、低温で乾燥熟成されたヴェリーニ社(アブルッツオ州、創業110年以上の家族経営企業)のもの でした。
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三ツ星レストランでも高い評価を受けているヴェリーニ社の低温乾燥熟成パスタ
大量生産のものは高温で短時間で乾燥させますが、ヴェリーニのパスタは香りを飛ばさずに水分だけ飛ばすので、小麦の香りがしっかりします。
また、太さ1.9mmの麺をアルデンテに茹で上げるので、もっちりとした食感が楽しめ、昨年のフェアで大好評だったことから、第6回のテーマが “~新 パスタ宣言 もっともっと素材を~” になりました。
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さらに、もっともっと素材を とあるように、今年は 3つのこだわり食材 が加わりました。
それが、パルミジャーノ・レッジャーノ、パルマ産生ハム、イタリアントマト です。
ロイヤルのスタッフがイタリアに赴き、現地生産者の方たちとの交流を深めながら見つけてきたこだわりの食材で、これらを、パスタ、肉・魚料理、ドルチェに使います。
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パルミジャーノ・レッジャーノ / ルイジ・グッファンティ社(ピエモンテ州)
イタリアチーズの中で最も有名なひとつ、パルミジャーノ・レッジャーノ。
北イタリアのエミリア・ロマーニャ州の限られた地域で生産される大型の硬質チーズで、最低12カ月、さらに18カ月、24カ月と熟成させることで旨味(アミノ酸)が生まれます。
ルイジ・グッファンティ社は、エミリア・ロマーニャ州の限定生産地域でつくられたチーズ(生まれたてのチーズ)をセレクトし、1876年以来の伝統的な方法によりピエモンテ州の自社の地下熟成庫で熟成させているチーズ熟成工房で、世界各国のホテルやレストランで高い評価を得ています。
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今回のフェアで使われる 24カ月熟成のパルミジャーノ・レッジャーノ(約40kg)
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パルマ産生ハム 24カ月熟成 / ルリアーノ社 (エミリア・ロマーニャ州)
エミリア・ロマーニャ州パルマ地方南部の丘陵地帯で育てられたイタリア豚(生後12カ月以上、体重150㎏以上)のもも肉と天然塩でつくられ、パルマハム協会の厳格な規格を満たし、12カ月以上熟成されたハムのみが パルマハム (Prosciutto di Parma)と認められ、パルマ公爵の王冠マークの焼き印が付けられます。
1946年創業のルリアーノ社はパルマハム専門のメーカーです。熟練の職人の手作りによる、塩分をできる限り抑え、甘味があり口の中でとろけるような食感の同社の極上ハムは、三ツ星レストランをはじめとした名店で使われています。
全生産数量は8万5000本で、うち24カ月熟成のものは3、4%(3000本)。そのうち1000本を今回のフェアのために丸のまま冷蔵で輸入したそうですから、力が入っていますね!
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イタリアントマト “ダッテリーニ” / フトゥラグーリ社(プーリア州)
イタリア料理に欠かせないのがトマトです。調理用トマトとして有名な品種として、ナスのような形の“サンマルツァーノ”があり、今回のフェアにも使われていますですが、実はもうひとつ使われている品種があります。
それは、“ダッテリーニ”という希少品種で、フルーツのように糖度が高くて甘いのが特徴です(サンマルツァーノ種の1.5倍の糖度)。大きさはミニトマトサイズで、皮がしっかり硬いトマトです。
通常は、トマト農家と加工工場は別々になりますが、フトゥラグーリは地元の農産物生産者組合を母体に2006年に設立されたトマト工場で、自分たちが栽培したトマトを自ら加工します。また、畑のすぐ目の前にありますから、収穫してすぐに(4~6時間以内)加工、製品化するので、トマトが移動のストレスを受けずに済み、フレッシュ感、フルーティ感のあるトマト缶になります。
これも生産量3000ケースのうち1000ケースをロイヤルが輸入します。
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これらの3つの食材+パスタをすべて味わえるのが、イタリアよくばり5品プレートです。
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イタリアよくばり5品プレート (1,554円、961kcal)
2種のトマトとパルミジャーノを使った「パスタマルゲリータ」(ハーフサイズ)、「パルマ産生ハム“ルリアーノ”のサラダ」、「帆立のパルミジャーノチーズパン粉焼き」、「マンマのかぼちゃスープ」(パルミジャーノ入り)、「ガーリックトースト」が一つのプレートに乗っています。
このプレートをつまみに、イタリア産のおすすめグラスワイン(白赤、各189円)を飲むのもいいですね
その他のメニューは【2】で紹介します。
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ロイヤルホスト 第6回イタリア料理フェア
期間:2012年9月11日(火)~12月上旬(予定)
販売店舗:全国のロイヤルホスト246店舗(予定)
販売時間:11:00~24:00
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このフェアで本格的なイタリア食材が使われる と聞き、先週行われた記者発表会に行ってきました。
本格的な食材といっても、ファミレスの料理だし、たいしたことないでしょう…と思っていましたが、内容を聞き、見て、試食して、ロイヤルホストへの認識が変わりました。
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九州の福岡で、食べ物を通じて地域に貢献しよう、という理念でスタートしたロイヤルホストは創業60年になるそうで、和食、フードコート、ケータリングをはじめとしたさまざまな業態を全国750の拠点で展開しています。
その中心的存在である ロイヤルホスト では年に3回のフェアを開催していますが、昨年20年ぶりに復活して好評だった 「イタリア料理フェア」 が今年も開催されます。
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第1回目のイタリア料理フェアは1980年に開催され、この時はじめて日本で “アルデンテ” (歯ごたえを残した硬さにパスタを茹であげること)という言葉が使われたそうです。硬めの歯ごたえに、「茹で方が足りないじゃないか!」とクレームを言う客も多かったとか。
今はよく知られるようになった“アルデンテ”がロイヤルホストから始まったとは意外ですよね?
イタリア料理フェアは、その後、1987年、1990年、1991年と開催されましたが、20年ぶりの2011年、第5回フェアが「新 パスタ宣言」というテーマのもと復活しました。
この時に使われたパスタが、イタリアのデュラムセモリナ粉とイタリアのグランサッソ山脈の湧水で作られ、低温で乾燥熟成されたヴェリーニ社(アブルッツオ州、創業110年以上の家族経営企業)のもの でした。
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三ツ星レストランでも高い評価を受けているヴェリーニ社の低温乾燥熟成パスタ
大量生産のものは高温で短時間で乾燥させますが、ヴェリーニのパスタは香りを飛ばさずに水分だけ飛ばすので、小麦の香りがしっかりします。
また、太さ1.9mmの麺をアルデンテに茹で上げるので、もっちりとした食感が楽しめ、昨年のフェアで大好評だったことから、第6回のテーマが “~新 パスタ宣言 もっともっと素材を~” になりました。
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さらに、もっともっと素材を とあるように、今年は 3つのこだわり食材 が加わりました。
それが、パルミジャーノ・レッジャーノ、パルマ産生ハム、イタリアントマト です。
ロイヤルのスタッフがイタリアに赴き、現地生産者の方たちとの交流を深めながら見つけてきたこだわりの食材で、これらを、パスタ、肉・魚料理、ドルチェに使います。
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パルミジャーノ・レッジャーノ / ルイジ・グッファンティ社(ピエモンテ州)
イタリアチーズの中で最も有名なひとつ、パルミジャーノ・レッジャーノ。
北イタリアのエミリア・ロマーニャ州の限られた地域で生産される大型の硬質チーズで、最低12カ月、さらに18カ月、24カ月と熟成させることで旨味(アミノ酸)が生まれます。
ルイジ・グッファンティ社は、エミリア・ロマーニャ州の限定生産地域でつくられたチーズ(生まれたてのチーズ)をセレクトし、1876年以来の伝統的な方法によりピエモンテ州の自社の地下熟成庫で熟成させているチーズ熟成工房で、世界各国のホテルやレストランで高い評価を得ています。
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今回のフェアで使われる 24カ月熟成のパルミジャーノ・レッジャーノ(約40kg)
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パルマ産生ハム 24カ月熟成 / ルリアーノ社 (エミリア・ロマーニャ州)
エミリア・ロマーニャ州パルマ地方南部の丘陵地帯で育てられたイタリア豚(生後12カ月以上、体重150㎏以上)のもも肉と天然塩でつくられ、パルマハム協会の厳格な規格を満たし、12カ月以上熟成されたハムのみが パルマハム (Prosciutto di Parma)と認められ、パルマ公爵の王冠マークの焼き印が付けられます。
1946年創業のルリアーノ社はパルマハム専門のメーカーです。熟練の職人の手作りによる、塩分をできる限り抑え、甘味があり口の中でとろけるような食感の同社の極上ハムは、三ツ星レストランをはじめとした名店で使われています。
全生産数量は8万5000本で、うち24カ月熟成のものは3、4%(3000本)。そのうち1000本を今回のフェアのために丸のまま冷蔵で輸入したそうですから、力が入っていますね!
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イタリアントマト “ダッテリーニ” / フトゥラグーリ社(プーリア州)
イタリア料理に欠かせないのがトマトです。調理用トマトとして有名な品種として、ナスのような形の“サンマルツァーノ”があり、今回のフェアにも使われていますですが、実はもうひとつ使われている品種があります。
それは、“ダッテリーニ”という希少品種で、フルーツのように糖度が高くて甘いのが特徴です(サンマルツァーノ種の1.5倍の糖度)。大きさはミニトマトサイズで、皮がしっかり硬いトマトです。
通常は、トマト農家と加工工場は別々になりますが、フトゥラグーリは地元の農産物生産者組合を母体に2006年に設立されたトマト工場で、自分たちが栽培したトマトを自ら加工します。また、畑のすぐ目の前にありますから、収穫してすぐに(4~6時間以内)加工、製品化するので、トマトが移動のストレスを受けずに済み、フレッシュ感、フルーティ感のあるトマト缶になります。
これも生産量3000ケースのうち1000ケースをロイヤルが輸入します。
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これらの3つの食材+パスタをすべて味わえるのが、イタリアよくばり5品プレートです。
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イタリアよくばり5品プレート (1,554円、961kcal)
2種のトマトとパルミジャーノを使った「パスタマルゲリータ」(ハーフサイズ)、「パルマ産生ハム“ルリアーノ”のサラダ」、「帆立のパルミジャーノチーズパン粉焼き」、「マンマのかぼちゃスープ」(パルミジャーノ入り)、「ガーリックトースト」が一つのプレートに乗っています。
このプレートをつまみに、イタリア産のおすすめグラスワイン(白赤、各189円)を飲むのもいいですね
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その他のメニューは【2】で紹介します。
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ロイヤルホスト 第6回イタリア料理フェア
期間:2012年9月11日(火)~12月上旬(予定)
販売店舗:全国のロイヤルホスト246店舗(予定)
販売時間:11:00~24:00
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