先週、AOCボルドー&AOCボルドー・シュペリュールワイン のプレゼンテーションおよび試飲会が都内で開催されました。
ボルドーは知名度の点でも、ブドウ栽培面積でもフランスを代表するワイン産地ですが、高価な格付けワインのイメージが強いので、非常に手を出しにくいと思われているかもしれません。
だからといって、最初から諦めてしまうのは、もったいないことです。
ボルドー全体の栽培面積(約6万ha)とワイン生産量(290万hl)の約半分をカバーするAOCボルドーおよびAOCボルドー・シュペリュールには、日常的にも使いやすいリーズナブルな価格帯のワインが揃っているからです。
しかも、リーズナブルなだけでなく、味わいも多彩で、以下7つのAOCワインがあります。
ボルドー・ブラン
ボルドー・ロゼ
ボルドー・ルージュ
ボルドー・クレレ
ボルドー・シュペリュール・ブラン
ボルドー・シュペリュール・ルージュ
クレマン・ド・ボルドー
これからの季節、ブラン(白ワイン)やロゼ、スパークリングのクレマンもいいけれど、ボルドーならではのワイン “クレレ”も注目です。

左)Bordeaux Clairet 2015 Château Maison Noble 右)Bordeaux Blanc 2015 同
左がボルドー・クレレ。
パッと見ると、ロゼワインのように見えますが、「どこが違うの?」と、来日していた若き生産者のJean-Bertrand Marque(ジャン=ベルトラン・マルク)氏に尋ねると、
「ロゼはほとんどマセラシオン(果皮の漬け込み)をしないけれど、クレレはロゼよりも長期のマセラシオンを行なう。だから、ロゼよりも果皮の色や成分の影響が出るワインになる」
たしかに色が濃い!
彼のクレレはカベルネ・ソーヴィニヨン100%で、マセラシオンは2日間。
口に含むと、なめらかで、まろやか。こっくりした旨味があり、これは美味しい。
出汁を使った日本の料理にも合いそうです。
ソーヴィニヨン・ブラン100%の白は、桃の風味があり、華やかで上品。
これから桃の出回る季節に、一緒に楽しみたくなりました。

熟成した“Bordeaux Rouge 2004 Château Maison Noble” なんていうのもありましたが(メルロ&カベルネ)、素晴らしい熟成感があり、まろやかで美味。
メインの食事に合わせてもいいけれど、チョコレートタルトと合わせても最高!
単なるボルドー・ルージュですが、熟成の可能性も大いにあるわけです。
※メゾン・ノーブルは百貨店の大丸、スーパーのいかり(大阪)が直輸入しているそうです
日本未輸入ですが、もうひとつボルドー・クレレを見つけました。

Bordeaux Clairet 2014 Château La Bretonniere
かなり赤が強い色をしています。
メルロ90%、残り10%がカベルネ・ソーヴィニヨンとマルベックです。
少々ベジタルなニュアンスがあり、タンニンもしっかり感じます。
ちょっと脂のある生ハムをつまみながら飲むと良さそう?
そういえば、“クラレット”という呼び名を聞いたことがありませんか?
“Clairet”の英語読みがクラレットです。
かつてボルドーが英国領だった時代、英国ではボルドーの“クラレ”を“クラレット”と呼んで親しんでいました。

もっと爽やかに楽しむなら、ボルドー・ロゼ ももちろんオススメ。

Château Penin
2008年からオーガニックに着手しているシャトー・ペナンのロゼ2015は、ピュアでフレッシュ。
カベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロ20%。
ピンク色がキレイでいいですね。酸もイキイキとしています。昼から飲みたい!
左から2本目の赤がオーガニックワイン Natur 2014で、カテゴリはボルドー・ルージュ。
やさしい赤ワインで、引っかかりなく飲めます。暑い季節なら、少し冷やして飲むといいですね。
これもすでに日本市場に入っています。

Château Lauduc
シャトー・ローデュックのワインも、全体的にまろやかで飲みやすいスタイルだと思います。
ボルドー・シュペリュールのプレスティージは骨格がややカッチリしていますが、ボルドー・ルージュはやさしいタイプです。
和歌山のインポーターが輸入されているようで(社名不明)、これも日本市場で入手できます。

Château LE SEPE
シャトー・ル・セプは、2009年に現オーナー夫妻がサン・テミリオン近くに取得したシャトーです。
すぐにメキメキと評判を得、ファーストヴィンテージの2009年からコンクールで金賞受賞。
ワインを飲んでみると、真面目、モダン、華麗。
こちらは日本未輸入。

ボルドーワインは他にも色々と紹介されましたが、近年のAOCボルドー、AOCボルドー・シュペリュールって、口当たりがソフトで、とてもアクセスしやすい味わいだと思います。
普段の食卓でも活躍しそうです。
価格的にもお手頃なものが揃い、実は使えるワインが多い!ということを再発見しました。
その中で、この季節の私のイチオシは、最初に挙げた“ボルドー・クレレ”
最初はキリッと冷やして、なにか適当なものをつまみながら、ゆるゆる飲みたいワインです
ボルドーは知名度の点でも、ブドウ栽培面積でもフランスを代表するワイン産地ですが、高価な格付けワインのイメージが強いので、非常に手を出しにくいと思われているかもしれません。
だからといって、最初から諦めてしまうのは、もったいないことです。
ボルドー全体の栽培面積(約6万ha)とワイン生産量(290万hl)の約半分をカバーするAOCボルドーおよびAOCボルドー・シュペリュールには、日常的にも使いやすいリーズナブルな価格帯のワインが揃っているからです。
しかも、リーズナブルなだけでなく、味わいも多彩で、以下7つのAOCワインがあります。
ボルドー・ブラン
ボルドー・ロゼ
ボルドー・ルージュ
ボルドー・クレレ
ボルドー・シュペリュール・ブラン
ボルドー・シュペリュール・ルージュ
クレマン・ド・ボルドー
これからの季節、ブラン(白ワイン)やロゼ、スパークリングのクレマンもいいけれど、ボルドーならではのワイン “クレレ”も注目です。

左)Bordeaux Clairet 2015 Château Maison Noble 右)Bordeaux Blanc 2015 同
左がボルドー・クレレ。
パッと見ると、ロゼワインのように見えますが、「どこが違うの?」と、来日していた若き生産者のJean-Bertrand Marque(ジャン=ベルトラン・マルク)氏に尋ねると、
「ロゼはほとんどマセラシオン(果皮の漬け込み)をしないけれど、クレレはロゼよりも長期のマセラシオンを行なう。だから、ロゼよりも果皮の色や成分の影響が出るワインになる」
たしかに色が濃い!
彼のクレレはカベルネ・ソーヴィニヨン100%で、マセラシオンは2日間。
口に含むと、なめらかで、まろやか。こっくりした旨味があり、これは美味しい。
出汁を使った日本の料理にも合いそうです。
ソーヴィニヨン・ブラン100%の白は、桃の風味があり、華やかで上品。
これから桃の出回る季節に、一緒に楽しみたくなりました。

熟成した“Bordeaux Rouge 2004 Château Maison Noble” なんていうのもありましたが(メルロ&カベルネ)、素晴らしい熟成感があり、まろやかで美味。
メインの食事に合わせてもいいけれど、チョコレートタルトと合わせても最高!
単なるボルドー・ルージュですが、熟成の可能性も大いにあるわけです。
※メゾン・ノーブルは百貨店の大丸、スーパーのいかり(大阪)が直輸入しているそうです
日本未輸入ですが、もうひとつボルドー・クレレを見つけました。

Bordeaux Clairet 2014 Château La Bretonniere
かなり赤が強い色をしています。
メルロ90%、残り10%がカベルネ・ソーヴィニヨンとマルベックです。
少々ベジタルなニュアンスがあり、タンニンもしっかり感じます。
ちょっと脂のある生ハムをつまみながら飲むと良さそう?
そういえば、“クラレット”という呼び名を聞いたことがありませんか?
“Clairet”の英語読みがクラレットです。
かつてボルドーが英国領だった時代、英国ではボルドーの“クラレ”を“クラレット”と呼んで親しんでいました。

もっと爽やかに楽しむなら、ボルドー・ロゼ ももちろんオススメ。

Château Penin
2008年からオーガニックに着手しているシャトー・ペナンのロゼ2015は、ピュアでフレッシュ。
カベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロ20%。
ピンク色がキレイでいいですね。酸もイキイキとしています。昼から飲みたい!
左から2本目の赤がオーガニックワイン Natur 2014で、カテゴリはボルドー・ルージュ。
やさしい赤ワインで、引っかかりなく飲めます。暑い季節なら、少し冷やして飲むといいですね。
これもすでに日本市場に入っています。

Château Lauduc
シャトー・ローデュックのワインも、全体的にまろやかで飲みやすいスタイルだと思います。
ボルドー・シュペリュールのプレスティージは骨格がややカッチリしていますが、ボルドー・ルージュはやさしいタイプです。
和歌山のインポーターが輸入されているようで(社名不明)、これも日本市場で入手できます。

Château LE SEPE
シャトー・ル・セプは、2009年に現オーナー夫妻がサン・テミリオン近くに取得したシャトーです。
すぐにメキメキと評判を得、ファーストヴィンテージの2009年からコンクールで金賞受賞。
ワインを飲んでみると、真面目、モダン、華麗。
こちらは日本未輸入。

ボルドーワインは他にも色々と紹介されましたが、近年のAOCボルドー、AOCボルドー・シュペリュールって、口当たりがソフトで、とてもアクセスしやすい味わいだと思います。
普段の食卓でも活躍しそうです。
価格的にもお手頃なものが揃い、実は使えるワインが多い!ということを再発見しました。
その中で、この季節の私のイチオシは、最初に挙げた“ボルドー・クレレ”

最初はキリッと冷やして、なにか適当なものをつまみながら、ゆるゆる飲みたいワインです

