先週、都内でサン・テミリオン グラン・クリュ・クラッセ(Saint-Émilion Grands Crus Classes)の試飲会が開催されました。
サン・テミリオンは、フランスのボルドー地方のワイン産地のひとつで、よく知られるボルドーのメドック地区の格付けとは違うクラス分けが行なわれています。
サン・テミリオンの格付けトップは、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(Saint-Émilion Premiers Grands Crus Classes)で、その中にクラスAとクラスBがあります。
プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(A)は、シャトー・オーゾンヌとシャトー・シュヴァル・ブランのツートップ時代がずーっと続いてきましたが、2012年の格付けでは、シャトー・アンジェリスとシャトー・パヴィがクラスAに昇格しました。
その次がプルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(B)で、現在14シャトーがあります。
その次に来るのが、今回の サン・テミリオン・グラン・クリュ・クラッセです。
64シャトーあるうちの28シャトーが来日し、2012年ヴィンテージをメインに紹介されました。
その前後の2011年、2013年を並べて紹介するシャトーもありました。
が、残念ながら、私が会場に到着した時は、試飲会の後半で残っているワインが少なく、回っているうちに、ほぼ無くなってしまうという有様。
それでも、いくつか飲み比べることができましたので、ザクッと紹介しましょう。

まずは、2012年と2011年の飲み比べ。

Château Chauvin 2012 / 2011
シャトー・ショーヴァンは 75%メルロ、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%。
2011年は、なめらかで飲みやすく、今からとてもおいしい状態で飲めます。
2012年は、骨格がカッチリとしていて、まだこれから、という状態。

Château Fombrauge 2012
今年の2月にお目にかかったBernard Magrez(ベルナール・マグレ氏)が所有するフォンブロージュ。
メルロ89%、カベルネ・フラン8%、マルベック2%、カベルネ・ソーヴィニヨン1%。
これも2012年らしく、骨格カッチリ。
画像はありませんが、Château Le Prieure 2011/2012も同様で、
2011年はまろやかで飲みやすく、2012年はカッチリ、でした。
ここは2014年からオーガニック、2015年からビオディナミを始めた、と言っていました。

2012年は夏が暑くて乾燥していたので、ヴィンテージ的には非常にいい年になりました。
長期熟成させて飲むなら、迷わず2012年ですね。
2011年はクールな年だったので、軽やかで、やさしく、上品なスタイルになっています。
他のシャトーの2011年を飲んでも、どれも飲みやすく、まろみもあって、おいしい。
今、楽しむなら、2011年がピッタリで、私はこのやさしい2011年が好きです。
では、2013年は?
いくつか飲みましたが、酸が若々しいけれど、酸っぱさが気になるものが多い…

Château La Dominique 2013
が、ラ・ドミニクの2013年は、まろみ、やさしさがあります。バランスいいです。
アルコール度数13.5%。
メルロ81%、カベルネ・フラン16%、カベルネ・ソーヴィニヨン3%。
2013年はシャトーの力量が問われるヴィンテージ だと思います。
もうしばらくは様子を見たいですね。
サン・テミリオンは、フランスのボルドー地方のワイン産地のひとつで、よく知られるボルドーのメドック地区の格付けとは違うクラス分けが行なわれています。
サン・テミリオンの格付けトップは、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(Saint-Émilion Premiers Grands Crus Classes)で、その中にクラスAとクラスBがあります。
プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(A)は、シャトー・オーゾンヌとシャトー・シュヴァル・ブランのツートップ時代がずーっと続いてきましたが、2012年の格付けでは、シャトー・アンジェリスとシャトー・パヴィがクラスAに昇格しました。
その次がプルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(B)で、現在14シャトーがあります。
その次に来るのが、今回の サン・テミリオン・グラン・クリュ・クラッセです。
64シャトーあるうちの28シャトーが来日し、2012年ヴィンテージをメインに紹介されました。
その前後の2011年、2013年を並べて紹介するシャトーもありました。
が、残念ながら、私が会場に到着した時は、試飲会の後半で残っているワインが少なく、回っているうちに、ほぼ無くなってしまうという有様。
それでも、いくつか飲み比べることができましたので、ザクッと紹介しましょう。

まずは、2012年と2011年の飲み比べ。

Château Chauvin 2012 / 2011
シャトー・ショーヴァンは 75%メルロ、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%。
2011年は、なめらかで飲みやすく、今からとてもおいしい状態で飲めます。
2012年は、骨格がカッチリとしていて、まだこれから、という状態。

Château Fombrauge 2012
今年の2月にお目にかかったBernard Magrez(ベルナール・マグレ氏)が所有するフォンブロージュ。
メルロ89%、カベルネ・フラン8%、マルベック2%、カベルネ・ソーヴィニヨン1%。
これも2012年らしく、骨格カッチリ。
画像はありませんが、Château Le Prieure 2011/2012も同様で、
2011年はまろやかで飲みやすく、2012年はカッチリ、でした。
ここは2014年からオーガニック、2015年からビオディナミを始めた、と言っていました。

2012年は夏が暑くて乾燥していたので、ヴィンテージ的には非常にいい年になりました。
長期熟成させて飲むなら、迷わず2012年ですね。
2011年はクールな年だったので、軽やかで、やさしく、上品なスタイルになっています。
他のシャトーの2011年を飲んでも、どれも飲みやすく、まろみもあって、おいしい。
今、楽しむなら、2011年がピッタリで、私はこのやさしい2011年が好きです。
では、2013年は?
いくつか飲みましたが、酸が若々しいけれど、酸っぱさが気になるものが多い…

Château La Dominique 2013
が、ラ・ドミニクの2013年は、まろみ、やさしさがあります。バランスいいです。
アルコール度数13.5%。
メルロ81%、カベルネ・フラン16%、カベルネ・ソーヴィニヨン3%。
2013年はシャトーの力量が問われるヴィンテージ だと思います。
もうしばらくは様子を見たいですね。
