先日から紛失中だったオムロンの万歩計『どこへやってしまったのだろう?
2020年09月10日 | 日記』、見つかった。
気にかけて探すこと数日。
見つからず、いよいよボケの始まりかと意気消沈。
新しい万歩計が届いた日に、たまたま休みで、たまたま出かけず、ほとんどトド状態でお菓子を食べていたカミさんに、「ピンクの万歩計見なかった?」と振ったところ、「あ〜ぁ、落ちてたんで私もってる!」とのこと。
一生懸命、自分の認知力の低下も疑いながら探した本人としては、「早く言ってよ!」と、むかっ腹も立ったのだけれど、お菓子を食べながら、幸せそうなカミさんの顔を見ると、「拾ってくれていたんだ。ありがとう」という気持ちに変わった。
ここで怒りをぶつければ、「早く言ってよ!」は、「こっちのセリフよ!」と、大反撃をくい、不要なストレスを生むことになっただろう。
怒りは、簡単にいうと自分の思い通りにならないわがままである。
人の思いはみな違う。
カミさんとは、初めて出会った子供の頃から通算すれば、半世紀ちかい時間を共有しても、なお、カミさんの言動は予測・憶測はできても、本当の気持ちはわからない。
自分と違うからと言って怒ったって仕方がない。
仏法に学んだことが、ちょっと実践できたのが嬉しい。
「探していたんだ。ありがとう!」って言ったら、「やっぱり、私がいなくちゃダメね!」的なドヤ顔の笑みを返してくれた。
そんなにデブってたら、70歳まで生きられないぞ!
これあげるから、もう少し歩けや!と不要になった新しい万歩計をカミさんにプレゼントした。
あら、私だって職場で毎日歩いているわよ、と強がりも聞こえてけれど、ちょっとうれしそうだった。
これも、日日是好日だなぁ、と思う。