本日、荒天なれど、千葉県知事選挙の日である。
政治家、特に、首長は時々の状況でのリーダーシップが求められると思う。
求められるリーダーシップには二つのタイプがあるのではないだろうか。
一つは、大きな問題のない安定期に組織をバックにその神輿にのって大過なくというリーダーシップに長けたタイプ。
現知事は、2019年の風水害、長期停電とその対応。それに引き続いた、新型コロナ対策の後手後手がなければ、大過なく皆さんに支持されたこのタイプかもしれない。
もう一つが、組織の中でははみ出してしまうような個性だけれど、社会の現状、実際をよく掴んでいて、先の見えないような混乱期に強い個性とリーダーシップで自ら動き、社会の方向を示してくれるというタイプ。
自分の役割が終わればフェードアウトしてしまうか、前者タイプの揺り戻しの中で退けられてしまうことが多いのが悲しいけれど、社会にも、会社組織にもなくてはならない人材だし、また普段そういう人材を抱えておける懐の深い(多様性を受け入れる)組織が強いと思う。
明治初期の、江藤新平とか今大河の渋沢栄一など。昭和期では、角栄さんなどがそんなタイプではないだろうか。
令和3年、今現在。
一面、ジイサンマンも、しょぼいけれど穏やかな生活を送れているので、大過なく型でも良いのかもしれないけれど、客観視すると社会は大きな変革期にある。
県知事として、後者のようなリーダーシップをもった政治家を期待したいところだけれど、めっきりその熱量を感じられないのが残念である。
政治の実績もあり無難そうな方で、若さに期待を込めて投票してきた。
私の一票が、実になってくれるといいと思いつつ、ごませんべいをかじりながら、午後のコーヒーをすすっている。(笑)
今日のお天気のように大荒れで、えっ、て人が知事になったら、笑いことじゃないわな。
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