今日も暑かった。
本日の交通誘導のシルバーバイトは、昨晩、急遽の変更が入って、山武市というところまで行ってきた。
距離的には片道4~50Km。
前にも1度近くに行ったことがあったが、東金周辺が渋滞し、ナビの予測の1.5倍の時間がかかったことを思い出す。
オリンピックの関係もあるのか、東金周辺にはパトカー、白バイが目に付き、やはり結構な渋滞である。
リーダーに、渋滞で少し遅れるかもと電話を入れると、彼もまだ現着していないとのこと。
下道はどこも結構な渋滞のようだ。
集合時間ぎりぎりに、リーダーの車と前後して現着。
スタートからクライアントさんと悪い雰囲気にならず、やれやれ。
さて、本題。
いわゆる旧道というか、生活道路いうか。
片交には道幅が狭すぎて大きな車は通れないという道路が歴史のある町には多い。
そんな道路の補修の通行止めで、迂回をお願いする仕事である。
受け持った側は、駅(街)に向かう抜け道というか、生活道のようで、地元のみなさんにはたいへんご迷惑をかけたが、なんの声がけもなく誘導棒に応じてくれた方が大半だった。
慎重な方は車を停車し、窓を開けて照会してくるので、15時頃までに終わる工事ですと説明すると皆さん、少し遠回りなる迂回に応じてくた。
いつも自分たちが頻繁に使っている道路の補修である。
これがあるべき姿かなと感じた。
残念だったのは、数名の方。
誘導棒に応じたかと思うと、民家の生活道に入り込む。
工事の『通行止め』は、公的な拘束力はないし、止める場所から工事地点のお宅の出入りは、当然、止めることはできない。
宅配、郵便屋さん、当該宅の個別の工事屋さんなどを見極めて通してあげないといけない。
工事の前には、地域住民へ監督さんが個別に挨拶に伺っているので、なにげに「承知!」と入っていかれると、現認するしかない。
無線で工事地点のリーダーに連絡し、様子見。
みなさん、掘られた穴の前でバック(多分渋々!)
またこちらに戻ってきた。
ちなみに、私が立っていた主線の道路でもどってきて、「通れなかったよ、ゴメンな」といった方はお一人だった。
他の方は、知らんぷりで世情らしいけれど、考えて見れば、誘導棒に応じてくれていれば、ごちゃごちゃトラブった時間で、少し迂回しても、ゆうに思いを遂げていたかともおもう。
素直に、今をありのままに受け入れる。
壮年期、とても良くしてくれた(当時はそう思っていなかったけれど)先輩が、「人はな、素直が一番。素直に人の声を聞き、素直にあるがままを受け止めて、自分で考え、判断する」これが大事なんだと、ヘマをするたびに粛々と教えてくれた。
今日は道路の辻に立ち、自分がしてきたヘマを、目の当たりにした。
交通誘導のシルバーバイトは、私にとっては、托鉢に近いのかもしれない。
観音様の教え、「常楽我浄」
利他の思いがあれば、ラクに生きられるのに!
有難い一日となった。
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