まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

ひとり工作の時間で、使い込んだラジオケース作り

2022年11月23日 | ラジオな日々

Sony ICF R-353(2010年発売 生産終了)のポケットラジオは、当時たまたま聞いていたニッポン放送のラジオショッピングで1万円くらいで衝動買いした記憶がある。

使ってみるとこれがなかなかの優れもので、ラジオ局の周波数はプリセットされており、ボタンで一発選局、周波数がずれるなんてこともない。

イヤフォンで使用していると、単4電池1本で100時間はゆうに聞ける。

気がつけば、10年以上使い込んだ。

選局ボタンがはげてきたりはしているものの、本体はまだ現役で、ウォーキングや外作業時はいつもポケットの中にある。

が、ケースがボロボロになってきて、とうとう側面のビニールの部分が破れてしまった。


ケース無しで使うことも考えたのだけれど、いつも持ち歩くものだから、やっぱりケースは欲しい。

Sonyさん自体がラジオに力を入れなくなったことに加え、本機はすでに生産終了で、付属品などはネットにも見当たらず。

「しょぼくてもいいから、自分で作ってみるか」と思い立ち、合成革のハギレをしばらく探していたが、先日100均で見つけた小物入れを加工し、今朝からひとり工作の時間。

きちんとはかって、型紙におとして作ればいいのはわかっているけれど、「ま、ここは適当に」
大まかに寸法をはかり、ハサミとカッターで整形して瞬間接着剤でペタ!

スピーカーで聞くことはないから、スピーカー部分の穴あけ作業は省いた。

しょぼいけれど、自分のポケットの中で使うラジオの保護ケースだから、これでも十分である。

なにより、これを作ろうと思い立ってから、ネットやホームセンター、100均などでの素材探しの時間や実際にあれこれ考えて工作している時間が楽しかった。

接着剤は手持ちのもの、素材費は100均の小物入れ110円でできた。

このラジオを購入したころの自分であれば、「もう十分使ったから」とラジオごと廃棄して新しいものを買ったに違いない。

ラジオも今や、中国のDEGENやTECSUNがSonyの技術を凌ぎ、安くて良い製品をつくるようになった。

過去のSonyのラジオは希少品。
Sonyのラジオファンとしては、ちと、寂しい気もするけれど、このICF R-353も手入れをしながら、大切に使っていきたい。


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