まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

歴史小説

2017年07月24日 | 日記
何年かぶりに、池波正太郎さんの鬼平犯科帳を手に取った。
 
このシリーズはもうなんども読み返していてストーリーは覚えてしまっているが、読むたびに新しい発見、思いがある。
 
落語をきくような作品だ。
 
二話の本所・桜屋敷の話は、若かりし頃の平蔵と岸井左馬之助が高杉銀平道場で剣術を学んでいた頃の回想から始まるが、道場周辺の描写はみごとで、物語にどんどん引き込まれていく。
 
道場隣の桜屋敷のお嬢さん、ふささんを、五十を過ぎた高杉先生が、「まるで、むきたての茹玉子のような・・・」と評しているが、この辺りも自分が同じ年代になってみると、その感覚がよくわかる。
 
電車にのって時々ウォーキングに出かけるが、その中で見かける女子高生などを、女性というより、「まるで、むきたての茹玉子のような・・・」と同じ感覚で見ている自分がある。
若くて、エネルギーが満ち溢れ、ぴちぴちつるつる。
本当に、絶妙は表現だと思う。
 
寝っ転がっても時間ぶしの場でも気軽に読めるので、この夏は紙の色もだいぶ茶色くなり、手垢の付いた古い本だけれど、また新しい鬼平と人生の機微を見付けてみたい。
 
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<今日は何の日>
1927(昭和2)年の今日、芥川龍之介が睡眠薬自殺しました。36歳だったとか。
 
 
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強い横綱、強い力士

2017年07月23日 | 日記
相撲の今場所は強い横綱白鵬が優勝したが、良い取り組みも多く、記録への話題もあり楽しめた。
 
今場所で横綱白鵬が最高勝ち数のトップに立ったが、新聞に歴代のデータがあり、これをみたとき、強い横綱だけが人に感動を与えているのではないと感じた。
 
データは、少し違っているかもしれないが、こんな感じ。

                 勝ち数 負け数 休場 場所数

白鵬           1048      219    58     97
魁皇           1047      700  158   139
千代の富士 1045      437  159   124
大潮             964     929    47   156
北の湖          951     350  107   108
 
みな私が生きてきた時間の力士たち。
 
強い横綱北の湖、小さくても観ている人に勇気をくれた横綱千代の富士。
この上に魁皇がいたのに驚いたが、目を引いたのは大潮だ。
 
勝率はほぼ五分。2回~3回に1回は負けている。勝ち越しがいっぱいいっぱいの数字だれど、あの憎たらしいほど強かった北の湖より勝っている。
 
特筆すべきは、休場数の少なさ、場所数の多さだ。
 
みなケガをしないよう鍛錬し、場所に臨んでいるに違いない。ケガがなかったわけではないだろう。
 
家族、親方、部屋のおかみさん、自分を支えてくれる部屋の若手などに支えられ、痛みをこらえ、築きあげた記録に見える。

なにより、相撲が好きだったのだろうな。
 
強さにも、いろいろな強さがあるようだ。
 

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大暑(二十四節気の一つ。暑気が至り最も暑くなる)。
 
いやぁ、もう連日十分暑い!

水害などの出ている皆さんには申し訳ないけれど、もう、ずっと雨がありません。

雑草が枯れ上がってきたのには驚いています。
 
 
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関東ふれあいの道(千葉15)ひとりウォーク

2017年07月20日 | 関東ふれあいの道(千葉)ひとりウォーク

関東ふれあいの道(千葉15)九十九里の砂をふみしめて歩くみちは、JR外房線東浪見(とらみ)駅を起点に、九十九里浜の終端東浪見海岸に出て砂浜の道を太東埼迄進み、太東海浜植物群落を経て、JR外房線長者町(ちょうじゃまち)駅に至る、11.8kmのコースである。
 
この周辺は、2015年03月に『房総駅間ひとりウォーク(JR上総一ノ宮~JR太東(たいとう)駅 営業キロ6.3Km)』で歩いたことがある。

今回は、この時期、国指定天然記念物の太東海浜植物群落のスカシユリが満開になるというので、近くにあるのに案外知らない景観を楽しみに計画した。
 
出発点のJR東浪見駅周辺は、安全に車を停めておける場所がない。

しいて言えば、千葉14の軍荼利山下の空き地であればトラブルの問題はないかもしれないけれど、駅までは少し歩く。
 
今回も、最寄り駅の安い時間貸しの駐車場に車を停めて、JRで東浪見駅に降り立った。
 

駅前の道標に沿って国道128号の交差点まで進んだが、???。
道標なし。
 
以前車で東浪見海岸に行ったとき、入り口にふれあいのみちの道標があったような記憶があるので、東浪見小学校から海岸におりる農道まで戻って海岸に出た。
 
ふれあいのみち道標発見!
 
が、東浪見海岸入り口は封鎖状態。

千葉県のマップにも「通行不可」となっているので、海岸と並行しいる車道の歩道をてくてく歩く。
 
サーファーたちが浜に降りて行っていたので、サーファーみちを通って浜に出見ると、たくさんの人が普通に海に入っていた。
 
工事もしていないし、なんで、通行不可なんだい?

久々に見た東浪見の浜は、浸食対策のテトラの間に砂浜がある、かなり痛々しい風景だった。

 

2020年東京オリンピックのサーフィンの会場に決まった東浪見釣海岸は、きれいに整備されていた。
 

ここは、上総一宮玉前神社の御神体、玉依姫命がこの地から海から上がったという伝説の地。

太古の昔から、そして今でも、秋には近隣の上総十二社の神輿が集まって盛大に汐ふみは行われている。
ほんと、諸行無常だなぁ。

長い時間のスパンでみれば、開発は一瞬だけれど、自然の力で綿々と刻んできた景観はそれにより永久に失われてしまう。後に続く開発を計画して欲しいと思った。

ここまで書いてきてお分かりのように、このコース、今現在は”砂をふみしめて歩く”ことはできない。
 
太東漁港先から雀島へ行くコースも、少し国道を歩く迂回コースになっている。
適切な道標もみあたらず、ここもわかりずらい。
 

国道を進み、ピンクのマンションが見えたので、”当たらずと言えど遠からず”海沿いの道に出られるだろうと、当てずっぽうで歩いたら、ふれあいのみちのコースに戻ることができた。


今回のチェックポイントに到着。

 
チェックポイント前の景観は最高で、しばし感激。
 
この辺りまでくると道標はよく整備され、太東埼を目指しながら、”みなさんのお庭の草花、花木”を楽しみながらウォーキングを楽しめた。
 
灯台は今回はパス。
海浜植物群を目指した。


灯台下の湖畔に自生していたカンナは、黄、赤が混色していて、最高に綺麗だった。

さて、次はスカシユリ!

 
猛暑の舗装路を歩いた先あったものは、立ち入り禁止!
がぁ~~ん。

ここも東浪見海岸同様、工事をしているふうはない。
諦めきれず、ちょろっと中に2~30m入ったら、「おお、咲いてる!」
 

ここ、歩きたかったなぁ、とは思うものの、まあ、仕方がない。
 
私の知っているここは、もっと浜があった。
 
もう、40年近く前になるけれど、バイトで買ったおんぼろの軽四で、この時期だったと思うけれど、ここに来た。

浜にはオレンジの花が咲き、おんぼろの軽四を十分入れられるスペースがあり、その先に遊歩道のようなものがあったように思う。
 

今は海浜植物群落のすぐ近くまで浜はかなり削られていた。
 
あと半世紀もすれば、海浜植物群落の浜もなくなっているかも。
まあ、それも仕方がないが、その前に、自分が終わってるか(笑)!
 
道標に沿って、夷隅川にかかる江東橋を渡り、ゴールのJR長者町駅に着いた。
 

コース名:千葉15 九十九里の砂をふみしめて歩くみち
スタート JR外房線 東浪見駅
ゴール  JR外房線 長者町駅  11.8km
 
実際に歩いた日 2017年7月19日(水)
本日の歩数 21,770歩
 
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1969(昭和44)年の今日、アポロ11号は、月面に軟着陸しました。
 
生きるって、ほんと、夢幻のごとしですね。
 
 
 
 
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放送出力

2017年07月18日 | ラジオな日々
早く目がさめてしまった朝はゲルマラジオでNHK R1の放送を楽しんでいるという記事を以前書いたが、今朝は5時まで全く聞こえず残念だった。
 
寝床ラジオになるようなポケットラジオはいくつかもっているので、放送コンテンツを楽しむだけならそれで用は足りるのだけれど、このところゲルマラジオできく静かな音にすっかりはまっている。
 
ポケットラジオで周波数を合わせてみたら、放送はされている。
 
さて?
 
ハンダがはがれたかな?
 
後で直そうと、ポケットラジオをきき続けていたら、5時の時報前、「ただいまから、NHKラジオ第一放送は、放送出力300KWでお送りします」のアナウンスとともに、ラジオの音量がぐっと上がった。
 
ゲルマラジオの方を試してみたら、いつものとおり実用に耐える程度の音量が流れてきた(^^)/。
 
ときどき放送機器の点検などで出力を落としていることは承知していたが、放送出力の大きさというものを、無電源、無増幅のゲルマラジオで実感した朝になった。
 
少し前まで、日本から北韓拉致被害者向けに短波で放送してる番組は、将軍様が放送出力より大きな妨害電波を出して、朝鮮半島では受信できなかったようだ。
 
放送出力を上げたところ、現在は38度線付近でも良好に受信できているというテレビ報道をみた。ミサイルにお金をかけているので、妨害電波までお金が回らないのでは、との余談もあった。
 
世界にはまだ電波のラジオで情報を得ている人たちもたくさんいるのだろう。
 
情報が強い権力一色にコントロールされる社会、自分の意志で今を選択できない社会はやっぱりよくないよなぁ。
 
言論の自由とか、報道の自由とか、ほんとのところはよくわからないけれど、大事なことなんだろうと感じた。
 
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<今日は何の日>
 
大賀蓮の開花
 
1952年(昭和27)年の今日、千葉市花見川区朝日ケ丘町落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実が発芽・開花しました。
 
現在、大賀蓮は千葉公園で管理されていますが、6月下旬から7月上旬が開花の見ごろ、残念ながら今行っても花より、葉っぱかな(笑)。
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小銭貯金

2017年07月16日 | 日記
貧乏性なので、子供の頃から小銭を空瓶などに貯める癖がある。

ちまちまそんなことをしている反面、無駄遣いばかりの時間を過ごしてきたが、ちまちまはこれからもなおらないようだ。

財布をのぞいて重い硬貨を瓶に投げ込むと、一年もすると案外な金額になる。

時々瓶から出して積み重ね、ウッシシ、貯まった貯まった\(◎o◎)/!

趣味道楽の無駄遣いをしようと密かに目論んでいると、いつの間にかカミさんがどっかに持って行ってしまう。

かどをたてるほどの金額でもないし、どうもカミさんもその瓶に小銭を入れているらしく、私分は無視で、自分の小銭貯金と思っているらしい。

いつか先に使ってやろうと考えていたのだけれど、今日、バイト帰りのカーラジオで不穏な話を聞いた。

『通貨の単位および貨幣の発行等に関する法律』というのがあって、一回の支払いで、原則、貨幣は額面価格の20倍までしか使えないんだそうだ。

現在発行されている硬貨で店側に拒否されない金額は、13,320円也。

忙しいお店で小銭を積まれても堪らないというのは分かるけれど、民草として暮らし、その端数を貯めた小銭貯金も支払いで拒まれたらとても悲しい('Д')。

使えないというルールではなく、使えますよというルールは創れないものか。

例えば、購入者は一般レジで硬貨を多用してはならない。売上〇〇円以上の小売店では、サービスカウンターに電動硬貨計数機を備え付け硬貨による支払いを拒んではならない、とか。

カミさんはどうも金融機関に持ち込んで口座に入れ、出歩きの原資にしているらしい。まっ、いっか。

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<今日は何の日>

1260(正元2年:鎌倉時代)年の今日、日蓮(当時39歳)が立正安国論を北条時頼に献進しました。

権力から距離を置くという曹洞宗、権力の中枢に入るという日蓮宗、仏教もいろいろな解釈の仕方、受け止めからがあるのだと感じます。

人それぞれでいいんだけれど、宗教は個の心の問題、政治とは違うと思っています。
 
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