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ロムニー氏が獲得めざすユダヤ社会の支持

2012-08-01 08:51:20 | 報道/ニュース


  7月30日 おはよう日本


  29日 イスラエルを訪問したロムニー氏は
  ネタニヤフ首相とも会談し
  イスラエルを支援する方針を鮮明に打ち出した。

  共和党ロムニー氏
  「イスラエルの安全はアメリカの安全保障上極めて重要だ。」

  今回のイスラエル訪問には
  アメリカ国内のユダヤ社会からより大きな支持を得るねらいがあった。
  巨額の選挙資金を提供し大きな影響力を持つユダヤ社会は
  これまで民主党寄りだったが
  今回はオバマ大統領に厳しい視線を向けている。
  イスラエルに対し厳しい対応を示してきたオバマ大統領。
  ヨルダン川西岸での入植活動を即時停止するよう強く求めたことなどが
  アメリカのユダヤ社会からパレスチナ寄りだとも受け止められている。

  ユダヤ系団体が先週始めたテレビ広告
  4年前はオバマ大統領を支持し
  選挙資金パーティも開きました
  でも再選されればイスラエルを非常に危険な状態に陥れるでしょう


  こうした動きを追い風に
  ロムニー陣営はユダヤ社会からの支持取り付けに乗り出している。
  ユダヤ社会からの資金集めの中心にいるのが
  実業家のフレッド・ザイトマン氏で
  同じユダヤ系の資産家に対する働きかけを強めている。
  ザイトマン氏の働きかけを受けていた
  総資産2兆円にのぼるユダヤ系の大富豪シェルダン・エイデルソン氏は
  すでに8億円を寄付。
  最終的には80億円を提供できると表明し全米を驚かせた。
  ザイトマン氏自身ロムニー氏を支援する活動を続けながら
  陣営関係者と頻繁に会議し
  ロムニー氏がイスラエルを支援し敵対するイランに厳しい態度で臨むことを求めた。
  
  フレッド・ザイトマン氏
  「イランは全く核開発を緩めない。
   イスラエルの最大の恐怖は国家の消滅だ。」
  「ロムニー氏はイスラエルの安全を優先してくれると感じています。」

  イスラエルをめぐる不安定な情勢に懸念を強めるユダヤ社会の資金が
  ロムニー氏に有利に働きつつある。

  ブルッキングス研究所 トーマス・マン上級研究員
  「今回これまでになく資金力が重要になってくる。
   このため選挙でのイスラエルの存在感が高まっている。」

  今回の訪問で
  イスラエルとの関係をいっそう重視している姿勢を示したロムニー氏が
  アメリカのユダヤ社会からさらなる指示をつかみ
  大統領選の展開を有利に運ぶことができるのが注目されている。
  

  
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