8月3日 おはよう日本
神戸市の高校生
「仮に1回事故が起きてしまったら
事故の大きさは途方も無く大きい。」
名古屋市の高校生
「原発はどうか。
リスクはある。
でも原発によって日本中の人々の生活は確実に安定したものになる。」
高校生が訴える動画のメッセージ。
愛知県や富山県など全国の高校生たちが
日本の原発を無くすべきか 続けるべきか
真剣に語りかけている。
高校生たちは身近に起きている節電などの問題と結びつけて主張を展開している。
富山県の高校生
「原発がないと節電になってしまう。
夏 暑いので乗り切れない。」
神戸市の高校生
「去年の夏 東京は原発(の稼動)がない中
計画停電などで原発の無い夏を乗り切った。
これは私たちがある程度我慢すれば
原発が無くても暮らしていけることをしめす。」
ホームページを運営しているのは神戸市内の高校生である。
日ごろから社会問題について議論しているディベート同好会の3人メンバーが
7月23日に立ち上げた。
そのひとり 庇護遥さんは原発の是非をめぐる議論が全国各地に広がる中
自分たち高校生も原発にどう向き合っていくのか考えようと
自由に意見をかわすことが出来る場を作った。
灘高校2年 比護遥さん
「原発の事故がもし将来起こった時に被害を受けるのは自分たち。
一方で自分たちの声は何も取り上げられていない。
それはおかしいと思った。」
ホームページを立ち上げてから10日余。
自分も意見を言いたいという高校生たちが次々と集まってきている。
滋賀県の高校2年生 宮嶋隼司さんは
友人からこのサイトの事を聞いて自分の意見を送った。
原発事故による被害の深刻さに衝撃を受け
原発への依存をやめるべきだと考えている。
洛南高校2年 宮嶋隼司さん
「日本だったら
地熱発電とか風力、波力、いろんな代替発電があって
そっちに頼って
徐々に原発への依存をやめて
日本らしい地熱とかに頼った方が最終的にはよくなる。」
「自分の意見は1つの意見でしかないと思っているけど
少しでも良いので耳を傾けてくれたら。」
将来の日本を支える世代の1人として自分たちもこの議論に関わっていきたい。
比護さんたちは集まった動画を高校生の声としてまとめ
政府に届けることも検討している。
灘高校2年 比護遥さん
「それぞれの人たちが同じ結論でも
しっかり根拠や理由を話しているのがよくわかる。
今後 原発をどうするかの政策につながって欲しいし
あるいは対話できる場がより広がったらいい。」
比護さんたちは
福島県をはじめ被災地の高校生たちにも意見をホームページに寄せてもらって
議論が広がって欲しいと話している。
ホームページ
http://thinknuke.tehu.me/