8月22日 おはよう日本
薄型テレビやスマートフォンは海外勢に押され
日本メーカーは厳しい状況に立たされている。
こうしたなか日本の大手電機メーカーが
相次いで新商品の発表会を開いた。
力を入れようとしているのは洗濯機や冷蔵庫といった白物家電。
パナソニックが打ちだした“白物家電とスマートフォンの連携”。
冷蔵庫にスマホを近づけると1日に扉を開け閉めした回数が表示される。
電気の無駄遣いを防ぐのが狙いである。
洗濯機はスマホに洗剤の種類を入力し近づけると
洗濯機が衣服の重さを計算し適切な洗剤の量を教えてくれる。
三菱電機も発表会で白物家電の強化を打ち出した。
エアコンは室内に人がいるかどうかをセンサーが感知する。
エアコンの前から離れると風を弱め30分後に運転をストップする。
いま日本の電機メーカーは主力のテレビ事業が国内の不振に加え
海外でも韓国をはじめとする海外メーカーの攻勢を受けている。
その結果パナソニックをはじめソニーやシャープも
テレビ事業の不振で経営が大幅に悪化し
リストラを余儀なくされている。
各社が今回白物家電の強化を打ち出したのは
厳しい経営環境が続くなか国内で安定した収益が見込まれるからである。
特に機能が高い製品が好調で
今年6月までの半年間の出荷額は去年の同時期に比べ
乾燥機付き洗濯機が14%
大型の冷蔵庫が6%伸びた。
今後は海外での販売拡大も目指す。
三菱電機 梅村博之常務
「白物家電はまだまだ元気。
日本の技術がこれからも世界に発信されていく。」