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変わるデジカメ ライバルは“スマホ”

2012-08-28 10:45:07 | 報道/ニュース


  8月23日 おはよう日本


  カメラの付いたスマートフォンというライバルの登場や
  カメラを趣味とする女性の増加で
  デジタルカメラの市場は大きく変化している。
  メーカー各社は新製品の投入を加速させている。

  ニコンの開いたデジタルカメラの発表会で
  新しく発表されたカメラはスマートフォンのように
  インターネットを楽しめるようにした。
  グーグルが提供している基本ソフトを
  国内のメーカーでは初めてカメラに搭載した。
  タッチパネルで文字を打ち込むことができ
  撮影した画像や動画、コメントなどを
  カメラから即座にネットの交流サイトやブログに乗せることができる。
  この製品が開発されたのは
  強力なライバルとしてスマートフォンが現れたから。
  スマートフォンのカメラ機能がどんどん向上し
  手軽なタイプのコンパクトカメラは影響を受けている。
  業界団体の調べでは
  世界の出荷台数は前の年を下回り
  今年もさらに減る見通しである。  
  そこで今度はカメラの側がスマートフォンの利便性を取り込んで
  スマートフォンの利用者も取り込む戦略に出た。

  ニコン 映像カンパニーマーケティング本部
  「一番の違いはスマートフォンでは撮れない高画質な写真が撮れる。
   新しい価値を持ったカメラを提案することで
   市場は活性化していける。」

  一方 デジタルカメラの中でもレンズが交換できるデジタル一眼カメラは
  市場の拡大が続いている。
  去年1年間の世界の出荷台数は20%以上も増加している。
  キャノンが来月販売するのはいわゆるミラーレスカメラ。
  女性に人気で各社が競って販売するなか
  最大手もようやく参入に踏み切った。
  このカメラはレンズの交換ができる本格派だが
  一部の部品を省くことでサイズや価格を抑えている。
  小型ながら60種類以上のレンズを付け替えることができ
  本格的な撮影にも対応できる。
  販売開始から3か月間で
  ミラーレスカメラの分野で一気に10%以上のシェア獲得を目指している。

  キャノンマーケティングジャパン カメラマーケティング部
  「こだわったのが小型化と高画質。
   初心者からプロ ハイアマチュアまで
   広く使ってもらえると思う。」

  家庭に広く普及したデジタルカメラ。
  カメラメーカーは激しい市場の変化に合わせた取り組みを
  加速させている。
  

  
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