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火星探査機着陸へ “生命の痕跡”は

2012-08-06 11:09:33 | 報道/ニュース


  8月6日 おはよう日本


  太陽系の惑星で地球以外に生命体があるとすれば火星ではないか
  といわれてきた。
  最近の研究では
  何らかの生命体が実際に火星に存在したという見方も出ている。

  8ヶ月前に地球を出発した火星探査機キュリオシティ。
  日本時間の6日午後2時半ごろ火星に着陸する予定である。
  キュリオシティはレーザーで火星の岩の表面を燃やし
  その煙に含まれる成分を分析する。
  石を砕いて成分を解析することもでき
  火星に生命が存在していたことをしめす手がかりを探す。
  
  火星の地表の温度はもっとも寒い時期には氷点下128度まで下がる。
  大気もきわめて薄く強い紫外線が降り注いでいる。
  生命の存在は不可能のようだが 
  約40億年前は今とは違って温暖な気候であったと見られることが
  最近の研究でわかってきた。
  火星の表面には川の流れで形作られたような地形が多く見つかっている。
  また今でも温度の高くなる時期には
  水を含んでいるとみられる黒い粘土状の液体のようなものが
  流れだす様子も確認され水が存在する可能性が確実視されている。

  その火星に生命が存在していたと考える
  アメリカ ポートランド州立大学 ポパ准教授は
  岩石の中にいる微生物を詳しく調べた。
  その結果
  酸素と水が極端に少ない過酷な環境で生きているものを発見した。
  この微生物は冷凍庫で氷点下80度以下にしても死なない。
  休眠状態になると氷点下200度の中
  100万年経過しても生き延びられる。
  
  ポートランド州立大学 ポパ准教授
  「こうした微生物が今も火星に生きていると考えている。
   氷と岩肌の間にいるのではないか。」

  火星の生命体が地球の生命の起源になったという説もある。
  火星から飛んできた隕石が地球に生命体を運んできた可能性があるという。
  
  カリフォルニア工科大学 カーシュビンク教授は
  実際に隕石を集めて成分などを調べている。
  
  カリフォルニア工科大学 カーシュビンク教授
  「生命が宇宙の旅に耐えられることは明らかになっている。
   火星が生命を生み出し
   地球がそれを大きく育てたとも考えられる。」

  火星の生命の痕跡を探すキュリオシティ。
  着陸には高度な技術が必要なだけに
  NASAの管制室では入念に最終的な準備を進めている。

  NASA・ジェット推進研究所 ジョン・エスミラーさん
  「順調に要諦の軌道を進んでいる。
   不安もあるが期待している。
   火星で何が見つかるのか楽しみだ。」

 


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