1月15日 Bizプラス
米デトロイトで14日に開幕した北米モーターショー。
世界のメーカーが去年より多い50余の新型モデルを初めて披露した。
アメリカでは去年 日本のメーカーがけん引して
新車販売が1,449万台(前年比↑13%以上)。
自動車市場は大幅に回復している。
去年の世界販売で2年ぶりにトップに返り咲く見通しのトヨタ自動車。
その原動力となった米市場向けにはコンパクトなスポーツタイプのセダンを発表した。
得意とする燃費の良さなどをアピールして販売の上乗せをねらう。
(北米トヨタ 寺師茂樹社長)
「北米市場の伸びにしっかり対応できるよう
選んでいただける車を作る。」
ホンダも小型のSUV多目的スポーツ車を発表した。
薄型のガソリンタンクを車体の下に取り付けることで車内が広く使えるように工夫。
経済性にこだわりながら少しでも大きな車を欲しがるアメリカの消費者に売り込む。
(ホンダ 伊東孝紳社長)
「北米の若い世代に格好いいSUVを売って
大きな拡販をねらいたい。」
日本勢に負けまいと攻勢を強めるアメリカのメーカー。
GMとフォードは市場の更なる回復を見込んで
ピックアップトラックなどこれまで発表を控えてきた大きなサイズの車を
相次いで出展している。
燃費も良くなっていると強調し
これまで大型車の購入をためらっていた消費者の購買欲をくすぐっている。
(ゼネラル・モーターズ ケン・パーキンソンチーフデザイナー)
「アメリカの消費者はお金がある人ほどスペースの広い車を好む人が多い。」
好調な販売が続くアメリカの自動車市場。
景気回復をけん引する期待の広がる中
メーカー同士の競争は激しくなっている。