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政財界のリーダー 世界経済を語る

2013-01-25 08:34:03 | 報道/ニュース


  1月14日 Bizプラス


  スイスで始まった世界経済フォーラムの年次総会 ダボス会議。
  今年も世界各国の政財界のリーダーが集まり
  世界が抱える様々な問題について語り合うという国際会議である。

  43回目となる今年のダボス会議のテーマは
  Resilient Dynamism 弾力のあるダイナミズム。
  予期せぬ危機にも強く柔軟な経済を目指すという主旨である。
  (IMF ラガルド専務理事)
  「世界経済の崩壊は回避したが逆戻りの恐れがあり警戒は必要だ。
   2013年はその成否を決める年になるだろう。」
  (イギリス キャメロン首相)
  「欧州はこれまで競争でも投資の受け入れでも見劣りしてきた。
   いまこそ欧州は世界の成長エンジンになる。」

  安倍政権の経済政策をどう評価?
  (ノーベル経済学賞受賞コロンビア大学 ジョゼフ・スティグリッツ教授)
  「安倍政権はデフレから脱却し成長に戻すと強調している。
   円高が成長の阻害要因になっていると認識していて政策は適切だ。」
  日銀が一段の緩和に動いたことの評価は?
  (スティグリッツ教授)
  「これだけの低成長の元では望ましい。
   円安にもつながるだろう。」
  (米シンクタンク IHS ナリマン・ベラベシュチーフエコノミスト)
  「日本は景気後退を繰り返してきたので
   これまでにやったことのないような思い切った政策を打ち出すことが求められていた。
   その観点から“アベノミクス”は前向きに評価されている。
   財政出動と金融緩和 円安により日本の景気は持ち直すと予想する。」
  (米ピーターソン国際経済研究所 アダム・ポーゼン所長)
  「政府が日銀に物価目標を引き上げてより積極的に緩和するよう伝えるのは正しい。
   日本経済は今年こそ復活する。」
  積極的な財政出動については?
  (ノーベル経済学賞受賞コロンビア大学 ジョゼフ・スティグリッツ教授)  
  「私が考える日本にとって大事なことは効果的な投資であって
   無駄な公共事業であってはならない。」
  (国家の財政破綻に詳しいハーバード大学 ケネス・ロコブ教授)
  「日銀が物価目標を引き上げたのは長期的に見て正しいが
   日銀の独立性を維持することが大切。
   白川総裁の後任には政治的駆け引きではなく実務にたけた人物が必要。
   一方で積極的な財政出動は支持しない。
   いまの日本の巨額の財政赤字を考えると賛成できない。」

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