1月11日 Bizプラス
タイへの日本企業の投資申請金額は
一昨年 洪水で一旦は減ったがその後復興が進んでいる。
今ではタイへの投資全体の3分の2が日本企業によるものである。
日本の自動車メーカーはタイへの投資を活発化させている。
スズキは去年 タイでの初めての自社工場が稼働し
年間5万台の計画で生産を開始。
日産自動車は来年 タイの工場を拡張し
年間生産台数を40万台に倍増させる計画である。
タイを輸出拠点として活用する動きも広がっている。
三菱自動車はタイの港から世界140か国以上に車を輸出している。
三菱自動車は去年 タイに新たな工場を設け生産能力をこれまでの2倍に増強した。
タイを含むASEAN全域は2015年の関税撤廃を目指している。
自動車産業の集積が進み
部品や熟練技術者を確保しやすいタイを
需要が伸びるASEANの輸出拠点にしていく計画である。
(ミツビシ・モーターズ・タイランド 村橋社長)
「タイ ASEANが今 大きな市場になりつつある。
中国と比較しても引けを取らない市場になりつつある。」
好調な生産の背景にはタイ国内の需要の伸びもある。
去年(1月~11月)タイの自動車の販売は129万台を超え過去最高を記録している。
中間所得層の拡大や
政府がすすめたマイカー減税策が売り上げを後押ししている。
(販売店 店長)
「売り上げが伸びました。
予約にこたえられない客もいるほどです。」
中間所得層の拡大を最大の追い風に
日本の自動車メーカーのこの地域へのシフトは一層加速しそうである。
市場としてはもちろん
輸出拠点としても重要性が増している。
タイのキティラット副首相は民間から登用された経済の専門家で
財務相も兼務している。
日本からの投資の重要性は?
(タイ キティラット副首相)
「日本からタイへの直接投資は現在全体の3分の2に達し
大変重要。
金額のみならず
日本からもたらされる技術移転のレベルも高い。」
日本企業はミャンマーやフィリピンにも投資機会を見出しているが懸念は?
「懸念はない。
ミャンマーにしてもほかのASEAN各国にしても仲間だ。
彼らが反映すればそうした国の雇用が増え
地域全体の購買意欲が向上する。
つまりタイも成長する。」
2013年タイは世界勢罪でどんな役割を果たすか?
「これまでタイの経済は海外に輸出することで伸びてきた。
これからは購買力を増やして各国からの輸入を増やすことによって
世界経済に貢献したい。」