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ダボス会議 金融政策に独首相 気になる発言

2013-01-26 08:34:36 | 報道/ニュース


  1月25日 Bizプラス


  ダボス会議 日本時間の24日
  (ドイツ メルケル首相)
  「先進国に新興国を加えたG20の議論でも
   為替レートの政治的な捜査に関心が集まっている。 
   この点でいまは日本に懸念がある。」
  円安によって日本の輸出企業の競争力があがったり
  海外から日本向けの輸出が不利になったりするといった事態は  
  輸出頼みの景気回復を続けているドイツにも水を差すという意味がある。
  日本の閣僚が1ドル○○円といったような具体的な為替相場に言及して
  それが為替相場に影響を与えているということも
  海外の当局者のいら立ちを募らせている。
  ヨーロッパの先進国はそれぞれの実態経済に厳しさを抱えているということもある。
  ヨーロッパ側に立ってみれば
  信用不安問題の最悪期をようやく抜け出たところではあっても
  まだ実態経済はきびしく今年もマイナス成長が予測されている。

  日本にしてみれば歴史的な円高が修正されているだけ。
  ダボス会議の参加者からもいっそうの円安を求める声が聞かれた。
  (日産自動車 カルロス・ゴーン社長)
  「円は正しい方向に向かっている。
   1ドル90円は依然として逆風で
   100円まで下がってようやく中立の水準だ。」

  日本政府はヨーロッパからの懸念に対して26日からは
  甘利経済担当大臣らがダボス会議に参加して日本の政策に理解を求めていく。
  会議の参加者からは各国が自らの通貨を意図的に安く誘導するような
  通貨安戦争というような状況に
  日本が引き金を引きかねないという声が出ているだけに
  国際的な軋轢を高めないような説得力のある説明が重要になってくる。
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