日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

隠れたヒット「県民手帳」

2014-01-10 08:00:00 | 報道/ニュース
1月6日 おはよう日本


新年を迎えにぎわう手帳のコーナー。
県民手帳を集めたフェアが渋谷ロフトで開かれている。
この店舗では去年 用意した約4,000部が売れる人気だった。
今年は都内や大阪など5店舗に広げて販売している。
「全然知らなくてこんなにあるんだとびっくりした。」
「高知県民なので高知があればみたいなと。」
(渋谷ロフト 田中寛子さん)
「東京という土地柄いろんな県の出身者がいるので
 いろんな県の物を集めたら面白いのではというのがもともとの始まり。
 立ち止まって自分の県を探している方も多く見られる。」
一見お堅いイメージもある県民手帳。
実はユニークな情報にあふれている。
特産の柑橘類の一覧表をのせているのは愛媛県。
静岡県は富士山。
お国自慢が掲載されている。
和歌山県の手帳には人口10万人あたりのプロ野球選手の数が日本一といったあまり知られていない情報も。
郷土愛をくすぐる内容になっている。
このうち全国で最も販売数が多いとされているのが長野県の県民手帳である。
県内の統計や生活防災などが100ページにわたって掲載され発行部数は5万部以上。
40年以上使っている愛好者もいる。
(40年以上の愛好者)
「イノシシが出たらどこに連絡するか県警の連絡先が書いてある。
 手帳1冊あれば郷土のことはすべてわかる。」
ゆるキャラで売り上げを伸ばしている手帳も。
徳島市内の文具店には2000種類ほどの手帳が販売されているが一番売れているのが県民手帳。
人気の秘密は徳島の人気キャラクター「すだちくん」。
「12月は年末ジャンボという大きなイベントがあるので“宝くじすだちくん”を掲載している。」
月ごとに様々なすだちくんが登場する。
ゆるキャラの起用で年々販売数が減っていた県民手帳が一躍人気を取り戻したと言う。
(徳島県統計戦略家 青木真了子さん)
「予想以上に反響が大きくて
 全国の方に使っていただけたら嬉しい。」
地域のPR手段として各県が力を入れ始めている県民手帳。
(渋谷ロフト 田中寛子さん)
「出身県のものでもわからない情報がすごく載っているので面白いかと思う。
 自分の県のものではなくてもいろんな情報を調べるのが面白いので他の県のものも見てみたらいい。」

渋谷ロフトで人気なのが熊本県の手帳でくまもんが表紙に描かれている。
東北の手帳は震災の復興支援の意味を込めて買う人も多い。
東京都や大阪府 神奈川県など7つの都道府県では発行していないということである。
コメント