1月18日 おはよう日本
デトロイトが最も栄えていた1950年代にはほとんどの車がデトロイトで生産されていた。
街が好景気に沸く中で60年代に生まれたのが音楽レーベル“モータウン”。
自動車の街モータータウンを略して名づけられた。
ダイアナ・ロスやスティービー・ワンダー、マービン・ゲイなど若い才能を次々に世に送り出した。
しかしその後モータウンは西海岸に拠点を移し自動車産業も衰退していく。
去年 日本円にして1兆8千億円というアメリカ史上最大規模のの負債を抱えて財政破綻。
人口は最も多かった時の3分の1の60万人にまで激減した。
町の中心には空き家が目立つ。
人口の流出が止まらないなかデトロイトに集まる若者がいる。
プロを夢見るミュージシャンたちである。
周りにあまり人が住んでいないため大きな音を出し放題。
家賃は2万円と格安である。
「最高だよ。デトロイトは。
わずかなお金で好きな音楽ができるんだ。」
ダニエル・ゾットさんとジョシュア・エプスティンさんのふたりはデトロイト出身。
ロサンゼルスで音楽活動を行ってきたが故郷に戻ってきた。
We Almost Lost Detoroit
私たちはデトロイトを失いかけているんだ
ふたりがデトロイトに戻ってから発表した作品はデトロイトへの愛着をうたった40年前の曲をアレンジした。
ビデオクリップにはデトロイトの市民が次々に登場する。
公共サービスの削減など市民生活に影響が出るなかで再建への厳しい道のりが続くデトロイト。
ふたりは町で懸命に働く人々を歌で勇気づけたいと考えたのである。
(ジョシュア・エプスティンさん)
「デトロイトは大丈夫だと伝えたかったんだ。
町にはまだまだすばらしいアイデアや情熱を持っている人がいるからね。」
モータウンサウンドがデトロイトで花開いたように若い才能を見つけ出そうという人もいる。
音楽プロデューサーのティノ・グロスさん。
デトロイト出身で多くの有名ミュージシャンを育ててきた。
ティノさんは自分のスタジオを貸したり音楽の指導を無料で行なったりしている。
(ティノ・グロスさん)
「何かやってやる。
夢はかなえられるというエネルギーを若い人たちは町に運んできてくれる。
今デトロイトで起きているのはそういうことなんだ。」
音楽関係の人々が集まり始めることで街の再生に役立つ新たな雇用が生まれることに期待が高まっている。
音楽が再びデトロイトに賑わいを取り戻すのか。
苦しい状況が続く中での一筋の光となっている。
デトロイトが最も栄えていた1950年代にはほとんどの車がデトロイトで生産されていた。
街が好景気に沸く中で60年代に生まれたのが音楽レーベル“モータウン”。
自動車の街モータータウンを略して名づけられた。
ダイアナ・ロスやスティービー・ワンダー、マービン・ゲイなど若い才能を次々に世に送り出した。
しかしその後モータウンは西海岸に拠点を移し自動車産業も衰退していく。
去年 日本円にして1兆8千億円というアメリカ史上最大規模のの負債を抱えて財政破綻。
人口は最も多かった時の3分の1の60万人にまで激減した。
町の中心には空き家が目立つ。
人口の流出が止まらないなかデトロイトに集まる若者がいる。
プロを夢見るミュージシャンたちである。
周りにあまり人が住んでいないため大きな音を出し放題。
家賃は2万円と格安である。
「最高だよ。デトロイトは。
わずかなお金で好きな音楽ができるんだ。」
ダニエル・ゾットさんとジョシュア・エプスティンさんのふたりはデトロイト出身。
ロサンゼルスで音楽活動を行ってきたが故郷に戻ってきた。

私たちはデトロイトを失いかけているんだ
ふたりがデトロイトに戻ってから発表した作品はデトロイトへの愛着をうたった40年前の曲をアレンジした。
ビデオクリップにはデトロイトの市民が次々に登場する。
公共サービスの削減など市民生活に影響が出るなかで再建への厳しい道のりが続くデトロイト。
ふたりは町で懸命に働く人々を歌で勇気づけたいと考えたのである。
(ジョシュア・エプスティンさん)
「デトロイトは大丈夫だと伝えたかったんだ。
町にはまだまだすばらしいアイデアや情熱を持っている人がいるからね。」
モータウンサウンドがデトロイトで花開いたように若い才能を見つけ出そうという人もいる。
音楽プロデューサーのティノ・グロスさん。
デトロイト出身で多くの有名ミュージシャンを育ててきた。
ティノさんは自分のスタジオを貸したり音楽の指導を無料で行なったりしている。
(ティノ・グロスさん)
「何かやってやる。
夢はかなえられるというエネルギーを若い人たちは町に運んできてくれる。
今デトロイトで起きているのはそういうことなんだ。」
音楽関係の人々が集まり始めることで街の再生に役立つ新たな雇用が生まれることに期待が高まっている。
音楽が再びデトロイトに賑わいを取り戻すのか。
苦しい状況が続く中での一筋の光となっている。