1月10日 ニュース7
発泡酒などを含めたビール系飲料の出荷量は年々減り続けている。
去年は11月までで前の年の同じ月を下回り9年連続で過去最低を更新する見通しである。
こうしたなかメーカー各社がビール低迷の打開策として打ち出したのが高級路線である。
Q.あなたは最近ビールを飲んでいますか?
「1杯だけで終わりかな。」
「前はビールで乾杯していたのもなくなってきた。」
「同年代の人はあまり飲まない。
特に女性は。
ワインとか焼酎が多いと思う。」
歯止めがかからないビール離れ。
現状を打開するためビール各社が打ち出したのが“高級路線”。
キリンビールは10日 プレミアムビールを初めて主力の一番搾りブランドで販売すると発表した。
当面は中元などギフト商戦に投入する。
(キリンビール 磯崎功典社長)
「付加価値の高いものを求めるお客さんがいる。
自分のビールを楽しみたいというお客さんがいる。
参入するからには成功させなくてはいけない。」
一方 YEBISUブランドで他社に先駆けてプレミアムビールを展開してきたサッポロビールは
4月以降さらに価格が高い商品を販売することを明らかにした。
(サッポロビール 尾賀真城社長)
「他社が高級路線に参入してくると競争が厳しく大変。
ことし1年をプレミアムの得意とするところで暴れられれば。」
アサヒビールもお歳暮などに限ってきたプレミアムビールを来月から通年で販売することにしている。
なぜ各社はプレミアムビールに力を入れるのか。
通常のビールが350ml缶で220円前後なのに対し
プレミアムビールは30円~60円ほど高めの価格である。
しかし各社は景気回復の動きが続く中で
価格が高くても品質や味にこだわる消費者が増えると見込んでいる。
実際 先行するサントリーが販売するプレミアムビールの販売量は
去年は前の年の販売量を7パーセント上回った。
各社の高級路線に消費者は
「ふだんそんなに飲まないので飲むときにはおいしいのを飲みたい。」
「高いと言っても40~50円なので
おいしいものが飲めるのであればビール好きとしてはお金を出して飲みたい。」
景気回復を追い風にビール各社はいわば強気の読みでプレミアムビールにシフトする。
価格に対して納得感を持ってもらうことが課題だが
一方で低価格商戦で見られた消耗戦では新たな需要の開拓にはつながらない。
ビール離れを食い止めるためこれまでビールを手にしなかった人たちも取り込むことができるか。
各社の競争は一段と激しくなる。
発泡酒などを含めたビール系飲料の出荷量は年々減り続けている。
去年は11月までで前の年の同じ月を下回り9年連続で過去最低を更新する見通しである。
こうしたなかメーカー各社がビール低迷の打開策として打ち出したのが高級路線である。
Q.あなたは最近ビールを飲んでいますか?
「1杯だけで終わりかな。」
「前はビールで乾杯していたのもなくなってきた。」
「同年代の人はあまり飲まない。
特に女性は。
ワインとか焼酎が多いと思う。」
歯止めがかからないビール離れ。
現状を打開するためビール各社が打ち出したのが“高級路線”。
キリンビールは10日 プレミアムビールを初めて主力の一番搾りブランドで販売すると発表した。
当面は中元などギフト商戦に投入する。
(キリンビール 磯崎功典社長)
「付加価値の高いものを求めるお客さんがいる。
自分のビールを楽しみたいというお客さんがいる。
参入するからには成功させなくてはいけない。」
一方 YEBISUブランドで他社に先駆けてプレミアムビールを展開してきたサッポロビールは
4月以降さらに価格が高い商品を販売することを明らかにした。
(サッポロビール 尾賀真城社長)
「他社が高級路線に参入してくると競争が厳しく大変。
ことし1年をプレミアムの得意とするところで暴れられれば。」
アサヒビールもお歳暮などに限ってきたプレミアムビールを来月から通年で販売することにしている。
なぜ各社はプレミアムビールに力を入れるのか。
通常のビールが350ml缶で220円前後なのに対し
プレミアムビールは30円~60円ほど高めの価格である。
しかし各社は景気回復の動きが続く中で
価格が高くても品質や味にこだわる消費者が増えると見込んでいる。
実際 先行するサントリーが販売するプレミアムビールの販売量は
去年は前の年の販売量を7パーセント上回った。
各社の高級路線に消費者は
「ふだんそんなに飲まないので飲むときにはおいしいのを飲みたい。」
「高いと言っても40~50円なので
おいしいものが飲めるのであればビール好きとしてはお金を出して飲みたい。」
景気回復を追い風にビール各社はいわば強気の読みでプレミアムビールにシフトする。
価格に対して納得感を持ってもらうことが課題だが
一方で低価格商戦で見られた消耗戦では新たな需要の開拓にはつながらない。
ビール離れを食い止めるためこれまでビールを手にしなかった人たちも取り込むことができるか。
各社の競争は一段と激しくなる。