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注目集める“朝スイーツ”

2016-08-06 17:00:00 | 経済フロントライン

7月16日 経済フロントライン

開店と同時に客が入るのは東京渋谷のスイーツ専門店。
朝7時45分。
会社員などでつくる“朝カフェの会”のメンバーは
月2回ほど集まり
スイーツを朝食として楽しんでいる。
豪華なバフェやパンケーキなどをたっぷり食べる。
代表を務める会社員の岡庭未央さん。
朝活に参加するのが好きで
その際スイーツを食べると生き生きと活動が出来るため
この会を開くことにした。
「甘いものは嫌いな方じゃなければ食べて幸せになる。
 朝から食べると気持ちがあがったので始めた。
仕事などの前に甘いもので心と体を元気にできるのが朝スイーツの魅力だという。
(会社員)
「朝 気分がいいと一日ずっとモチベーションが高くいられる。」
(会社員)
「しゃきっと目が覚める。
 頭の回転が良くなる気がする。」
いま各地でこうした集まりがある。
最初に“朝カフェの会”ができたのは4年前。
いまは全国200か所で開かれている。
広がる人気に企業も注目している。
シリアル食品を作る日本ケロッグが飲食店向けに売り込みを始めた。
これまで家庭が中心だった消費を外食にも広げようというのである。
この日訪ねたのはスムージーの専門店。
「シリアルを外食で提供している店は
 まだまだ非常に少ないと思っています。
 食べていただく機会を増やしたいと思っていまして。」
売り込むのはシリアルを使った2つのメニュー。
飲食店用に開発した。
店員にスムージーの試食をしてもらうことにした。
シリアルを野菜や果物と一緒にすりつぶす
これまでにない食べ方を提案。
たくさんの量を消費してもらおうと考えた。
(ショップマネージャー 林大輔さん)
「もったりして食べづらいと思ったが
 ストローで吸っても飲みやすい。
 スムージーとして非常にいい質感。」
(日本ケロッグ 広報マネージャー 中畑会理さん)
「ここ最近 朝スイーツというのが人気ということで
 外食産業向けに営業をこれから強化していく。」
これまで朝食に縁が無かった企業も参入している。
菓子メーカーの湖池屋である。
朝食用のポテトチップスの開発を本格化。
今年はりんご・牛乳・トーストの3つの味を販売している。
午後に食べられることの多いポテトチップスを朝食に食べてもらおうというのである。
「“ポテトチップス牛乳味”を使って
 バナナパフェ風を再現しています。」
食べ方も試食を重ね研究している。
りんご味のミルフィーユ
牛乳味のパフェ風
トースト味のハムエッグetc.
そしてさまざまな食べ方をツイッターなどに公開。
朝食市場に食い込もうとしている。
(湖池屋 マーケティング部 河本理香子さん)
「おやつ・おつまみの時間
 夕方以降に食べるのが長く続いてきた。
 “朝食にポットチップスを”と伝えていく。」
朝から元気に動きたいという意識の高まりを上手くとらえることが
新たなニーズの掘りおこしになる、と専門家は言う。
(日本カフェプランナー協会 会長 富田佐奈栄さん)
「朝食ブームという波があるので
 うまく利用しながら客をつかんでいく。
 ちょっとオシャレなバランスを考えた朝食メニューが
 消費拡大のポイントになる。」




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