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思い出を形に!“子どもの絵”がぬいぐるみに

2019-06-06 07:00:00 | 報道/ニュース

5月17日 おはよう日本


オーダーメードのぬいぐるみを作る芦屋市在住の白石哲一さん(45)。
かつては広告代理店など別の分野の仕事をしていた。
娘が描いた絵をぬいぐるみにしたのをきっかけに
6年前自宅に工房を開いた。
(ぬいぐるみクリエーター 白石哲一さん)
「すごく面白い絵を描くんですね。
 触って遊べたりすると楽しいんじゃないかと考えたときに
 ぬいぐるみになったら喜んでくれるかなと思った。」
これまでに作ったぬいぐるみは1,500個以上。
ひとつとして同じものは無い。
色を塗っていない線だけの絵でもカラフルに。
ちょっとわかりにくい絵だって立体感あるアートに。
ベースになるのは基本幼い子どもの絵である。
この取り組みはユニークなビジネスモデルとして GOOD DESIGN AWARD 2018 表彰を受けた.
白石さんが今回作るぬいぐるみは4歳の男の子が描いたパンダである。
絵は平面
ぬいぐるみは立体。
設計図を作りながら裏側をイメージする。
見えないところは想像とセンスで作っていく。
(ぬいぐるみクリエーター 白石哲一さん)
「もちろんお客さんからこんなの違うと思われることもあるかもしれませんけれども
 楽しいものを届けたいという気持ちがありますので
 できるかぎり面白いアレンジをしていきたいと思っています。」
素材も大切である。
生地は100種類以上ある。
(ぬいぐるみクリエーター 白石哲一さん)
「子どものものなので
 一緒に寝たり抱っこしていることが多いと思うので
 できるだけ触って気持ちのいいものを選ぼうと思っています。」
いびつなラインをどう立体で表現するか。
手足はひもを編んでヒョロヒョロ感を。
そして目は刺しゅうでジグザグに。
(ぬいぐるみクリエーター 白石哲一さん)
「子どもたちの描いたグジュグジュッとしたラインを表現するには
 手作業での刺しゅうの方がしっくりくるのかなと思います。
ちょっといびつだけど可愛らしいぬいぐるみの完成である。
裏側にはしっぽも。
白石さんのアイデアと気持ちが込められている。
この日完成したパンダのぬいぐるみを渡した。
近所に住む4歳の男の子 龍騎くん。
照れながらも満足そう!
(龍騎くんの母親)
「一生の宝物でしょうね。
 真っ黒になるまでかわいがると思います。」
白石さんの手元には感謝の手紙が。
家庭ごとに様々なエピソードが綴られている。
こうして作られたぬいぐるみはそれぞれの家庭で大切にされている。
5か月前にオーダーした真宙ちゃん(10)。
真宙ちゃんが1歳のとき作ったサンタの貼り絵が壊れかけたため保存方法を探していた。
1歳のときから毎年飾っていた宝物である。
(真宙ちゃんの母親)
「娘の作品の中で一番古くて一番最初の大事な作品です。
 紙よりぬいぐるみのほうが保存するのに長くとっておけると思った。
貼り絵をもとに作ったぬいぐるみ。
今では両方とも家族の大切な存在である。
(真宙ちゃん)
「リアルやった。
 そっくりやからよかった。」
(真宙ちゃんの母親)
「この目の位置のぬいぐるみは売っていないと思うので。
 その時にうちの子が作ったその時だけのお顔なんで。
 白石さんは思い出ごと受け止めてくださっていて
 大事にしてもらっているというのがよく分かって
 貼り絵も大事だしぬいぐるみも同じように大事にしていこうと思っています。」
(ぬいぐるみクリエーター 白石哲一さん)
「子ども独特の感性のものはその時の一瞬にしかできないものがあるので
 それを形にさせてもらえるのはありがたいですし
 自分の想像力が一番の宝物と思ってほしいといつも思っています。」
大切な思い出や子どもの発想を
ぬいぐるみという形にして
たくさんの笑顔を作り出す。
 



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