5月23日 おはよう日本
今年4月愛媛県庁に新たな課が設置された。
その名もまじめ課。
まじめをテーマに愛媛県のPR活動をスタートさせた。
業務を担うのは県庁でも有数のまじめな職員たち。
(まじめ課 職員)
「生まれつきまじめなので。
見ていただいたら分かりますけどまじめに整理してますから
寸分の狂いなく積み上がっています。」
まじめ課員の身だしなみとして眼鏡着用も欠かせない。
(まじめ課 職員)
「眼鏡は目にも優しいと思って。
まじめスイッチ入ります。」
他の県の人たちに“愛媛”といってもいまいち伝わっていないのではないか。
これが知事を始め愛媛県民が抱えがちなコンプレックスだった。
(愛媛県 中村時広知事)
「愛媛県で全国大会があると
よく県外の司会者の方に愛知県知事と言われて間違えられることがある。」
知事がその悩みをPR活動で訪れたプロデューサーのおちまさとさんに話したところ
指摘されたのが愛媛といえばまじめという県民性だった。
確かに多くの愛媛県民は自転車に乗るときまじめにヘルメットをかぶる。
ほかにも介護・看護の時間(全国1位)や防災士の人数(全国2位)などまじめな県民性を示すデータがあった。
そこでまじめをテーマにしたPR動画を制作。
愛媛県民はどまじめだったのか
その1つが人気アニメとのコラボレーションである。
巨人が愛媛県に上陸
みきゃんのおもてなし作戦?!
普段は暴れ放題の巨人が愛媛に来るとまじめになってしまう。
今まじめ課が取り組んでいるのがこの動画のストーリーを観光へと結びつけるスタンプラリー。
巨人がまじめになってしまった理由を愛媛各地を巡って捜査するというコンセプトである。
SNSに各スポットで撮った写真を載せると通常版に加えて特別版がもらえるように工夫した。
そのスタンプラリーの1つとなっている新居浜の総合科学博物館。
この日まじめ係員の河原さんが下見に訪れた。
「まじめ課まじめ係 河原と申します。
よろしくお願いいたします。」
県内の校外学習でもよく使われるこの施設。
産業発展の歴史なども学べる愛媛有数のまじめスポットである。
ここでスタンプラリー参加者が写真を撮るためのスペースもまじめに考える。
「ここでチケットを買う人たちがいるので
もし人がいっぱいの時このあたりに密集しすぎるとよくないですかね。」
「観光客だけでなく来ていただいた人がスムーズに行ける場所を探しています。」
(博物館の責任者)
「本当にまじめですね(笑)。」
まじめ課に戻った河原さん。
まじめ係長に下見の結果をまじめに報告する。
「盗難の関係も気にしないといけない。」
(まじめ係長 越智さん)
「県民の皆さんと一緒に愛媛のまじめさを発信していきたい。
まじめに頑張っていきます。」