5月24日 おはよう日本
サッカー元日本代表 高原直泰さん。
沖縄で選手を続けながら
サッカークラブの監督
そして経営まで挑戦している。
ユニフォームにそでを通した高原さんの足元は長靴。
向かったのは畑。
選手たちとコーヒーの苗を植えているのである。
(沖縄ŞⅤ 高原直泰さん)
「自分たちのクラブが沖縄にあることで何か少しでも沖縄の人たちのためになることをやっていく。」
39歳になった高原さんがプレーする沖縄SV。
4年前自らが中心になって起ち上げた。
プロ選手は5人だけでほとんどが仕事を掛け持ちのアマチュア選手である。
いまチームが戦うのは1部リーグJ1から数えて5部にあたる九州リーグ。
ここからJ1を目指す。
(沖縄SV 高原直泰さん)
「1年ごとに上がれば2年後J3まで行ける状況なので
やはり最短でそこを目指してやっていく。」
将来Jリーグを目指すうえで高原さんにはチームに求める姿がある。
20代のころサッカー大国ドイツでプレーした高原さん。
驚かされたのは勝敗にかかわらずスタジアムを埋め尽くす熱心なファンの存在だった。
(沖縄SV 高原直泰さん)
「なぜドイツであれだけ毎試合みんなが試合を見行くのかいえば
単に強いからとかそういうわけじゃないと思う。
何人かで選手がファンの元へ行ってコミュニケーションをとるとか
そういう活動がすごく盛ん。
そうすることでチームに対する愛情とかが出てくるんじゃないかと。」
いま試合の観客は多い時で1,000人ほど。
昨シーズン(2018)のJ3の平均入場者数約2,500人と比べて大きな差がある。
地元の人たちに常に応援してもらうには何が必要なのか。
その答えの1つが農業だった。
沖縄で人手が不足している農業に一緒にかかわり
一緒に作業をすることで地元の人との距離を縮めようと考えたのである。
(農業を営む 玉城さん)
「僕らも普段関わらないジャンルの人たちだから
一緒に畑作業するというのは刺激になる。
選手がどんな人か知っているので
知らない人応援するよりも力の入り方が違う。」
コーヒー栽培は将来クラブの収入源にしたいと考えている。
高原さんはゆくゆくはサッカーや農業を地域おこしにつなげていきたいと思い描いている。
(沖縄SV 高原直泰さん)
「このクラブが沖縄の一部になっていく。
あらゆるところでつながっている。
それはスポーツだけじゃなくて農業だったりとか
1つの大きなグループじゃないけれどそういうものを作っていきたい。」