日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

砂だらけの体で、復活へ

2019-06-15 07:00:00 | 編集手帳

 

5月22日 読売新聞 編集手帳


 昭和の大横綱、
初代の若乃花に名言がある。
<土俵のけがは土俵の砂で治していくんですよ。
 けがをするたびに休んでいたんでは勝負師にはなれません>

砂にすべてが込められている。
土俵に転がり、
肩や背中にへばりつく砂が真に強い力士を育てていく――。
大相撲の三月場所を思い出す。
大関の地位にありながら砂にまみれた力士がいる。
栃ノ心である。

右ひざの故障で力が入らないのか、
突き落とされたり、
寄り切られたりで負け越し、
大関の座から陥落した。
ところが関脇として臨んだ五月場所では連日、
体がよく動いて元気な相撲を見せている。

きのうも御嶽海をぐいぐいと寄り切り、
9勝1敗。
大関復帰の条件10勝が現実味を帯びてきた。
再昇進できれば2005年の栃東以来となる。
その地位を失った力士のほとんどが越えられなかった急峻きゅうしゅんな崖を登り切ろうとしている。

ひざの痛みとの付き合いは長い。
一時は幕下55枚目まで落ち、
そこから大関へ。
そして今また若乃花の遺訓を体現するかのように砂だらけの体で大関取りをめざす。
この復活力にときめく相撲ファンは多いことだろう。
あと一番。

 

コメント

「強い日本」「豊かな日本」に続く「楽しい日本」を作ろう

2019-06-14 07:00:00 | 編集手帳

 

5月20日 読売新聞 編集手帳

 

 「団塊」とは、
鉱業の専門用語だという。
堆積たいせき岩中に周囲と成分の異なる物質が丸みを持った塊となっている状態を指す。
堺屋太一さんが、
『団塊の世代 新版』(文春文庫)の前書きで書いている。
前後の世代とは、
異なる経験と性格を持つと。

戦争とモノ不足を知らない。
高度経済成長期に育ち、
「明日は今日より豊かだ」と信じた。
フォークやロック、
漫画など大衆文化も生む。
一線は退いたが、
今は「人生100年時代」を切り開く最前線にいる。

その子供の団塊ジュニア世代も異質の経験をした。
新卒一括採用の日本で大不況期に就職時期を迎えた「就職氷河期世代」だ。
非正規雇用に甘んじた人も多い。

政府は、
氷河期世代の雇用安定へ集中的支援に乗り出す。
かつて国は「団塊ジュニアが適齢期になれば、人口は増える」と楽観していたというから、
この世代の苦境が少子化の一因だろう。。

世代という地層の一部がもろくなれば、
社会全体が揺らぐ。

堺屋さんは生前、
「3番目の日本」を作ろうと唱えた。
明治の「強い日本」、
戦後の「豊かな日本」に続く「楽しい日本」だ。
団塊親子がその主役になるといい。

 

コメント

愛媛県民は“まじめ” “まじめ課”のPR戦略

2019-06-13 07:00:00 | 報道/ニュース

5月23日 おはよう日本


今年4月愛媛県庁に新たな課が設置された。
その名もまじめ課
まじめをテーマに愛媛県のPR活動をスタートさせた。
業務を担うのは県庁でも有数のまじめな職員たち。
(まじめ課 職員)
「生まれつきまじめなので。
 見ていただいたら分かりますけどまじめに整理してますから
 寸分の狂いなく積み上がっています。」
まじめ課員の身だしなみとして眼鏡着用も欠かせない。
(まじめ課 職員)
「眼鏡は目にも優しいと思って。
 まじめスイッチ入ります。」
他の県の人たちに“愛媛”といってもいまいち伝わっていないのではないか。
これが知事を始め愛媛県民が抱えがちなコンプレックスだった。
(愛媛県 中村時広知事)
「愛媛県で全国大会があると
 よく県外の司会者の方に愛知県知事と言われて間違えられることがある。」
知事がその悩みをPR活動で訪れたプロデューサーのおちまさとさんに話したところ
指摘されたのが愛媛といえばまじめという県民性だった。
確かに多くの愛媛県民は自転車に乗るときまじめにヘルメットをかぶる。
ほかにも介護・看護の時間(全国1位)や防災士の人数(全国2位)などまじめな県民性を示すデータがあった。
そこでまじめをテーマにしたPR動画を制作。
愛媛県民はどまじめだったのか
その1つが人気アニメとのコラボレーションである。
巨人が愛媛県に上陸
みきゃんのおもてなし作戦?!
普段は暴れ放題の巨人が愛媛に来るとまじめになってしまう。
今まじめ課が取り組んでいるのがこの動画のストーリーを観光へと結びつけるスタンプラリー。
巨人がまじめになってしまった理由を愛媛各地を巡って捜査するというコンセプトである。
SNSに各スポットで撮った写真を載せると通常版に加えて特別版がもらえるように工夫した。
そのスタンプラリーの1つとなっている新居浜の総合科学博物館。
この日まじめ係員の河原さんが下見に訪れた。
「まじめ課まじめ係 河原と申します。
 よろしくお願いいたします。」
県内の校外学習でもよく使われるこの施設。
産業発展の歴史なども学べる愛媛有数のまじめスポットである。
ここでスタンプラリー参加者が写真を撮るためのスペースもまじめに考える。
「ここでチケットを買う人たちがいるので
 もし人がいっぱいの時このあたりに密集しすぎるとよくないですかね。」
「観光客だけでなく来ていただいた人がスムーズに行ける場所を探しています。」
(博物館の責任者)
「本当にまじめですね(笑)。」
まじめ課に戻った河原さん。
まじめ係長に下見の結果をまじめに報告する。
「盗難の関係も気にしないといけない。」
(まじめ係長 越智さん)
「県民の皆さんと一緒に愛媛のまじめさを発信していきたい。
 まじめに頑張っていきます。」

 

コメント

広島 前例のない修復経て被爆資料再展示へ

2019-06-12 07:00:00 | 報道/ニュース

5月23日 おはよう日本


広島市の原爆資料館本館は展示内容が大幅に見直され4月リニューアルオープンした。
館内にはこれまでにない大掛かりな修復を経て再び展示されることになった資料がある。
被爆当時 広島市内にあった住宅の壁の一部。
土壁の表面に刺さっているのは原爆の爆風で飛ばされた透明なガラスの破片。
傷跡は2か所に残っていて
爆風のすさまじさを示す貴重な資料となっている。
土壁を使用館に寄贈した鈴木さん(74)。
かつての実家から取り外したものだという。
鈴木さんの実家は爆心地から2,5km離れた場所にあった。
しかもその間に小高い山があったものの爆風に襲われたのである。
(土壁を資料館に寄贈 鈴木さん)
「こちら側に明かり取りのガラス窓
 壊れて突き刺さったのがあの壁。」
「黒っぽく見えるのがガラス片。
 ガラスが残っている
 あるいは剥がれ落ちて跡だけが残って白っぽく見えている。」
自宅の壁に刺さったいくつものガラス片は鈴木さんにとって胸を締め付ける存在だった。
ガラス片を見ることで親友など親しい人たちが傷つけられたことを思い出すからである。
(鈴木さん)
「ガラスの破片で左目を失明し傷が残っている親友がいる。
 家内の叔母はいくつになってもガラスが体の中から出てくる。」
それでも戦後 鈴木さんは父から頻繁に“壁をこのままにしておくように”と言われてきた。
科学者だった父は現物を残すことで原爆を後世に伝えようとしたのである。
その思いを継ぎ
鈴木さんは実家を取り壊す際に土壁を資料館に寄贈することにした。
(鈴木さん)
「それぞれの家
 それぞれの歴史の中で原爆がいろんな形で刻み込まれているの広島。
 我が家ではガラスを通して
 資料館に保存いただいているものを通して
 何が起きたかを伝えていく。
 世界に向けて発信する大事なものだと思う。」
寄贈を受けてからおよそ30年。
土壁の展示はある課題に直面していた。
土自体の重みなどの影響を受けひびが拡大するなど大幅に劣化していたのである。
資料館は前例のない大掛かりな修復を決定。
専門業者による修復は4か月にわたった。
土壁は厚さ10cm余。
そのうちわずか1cmだけの表層部分だけを残し
他の土はひびの原因になるため削り取った。
ガラス片が突き刺さったという事実を形で残し
伝えていくための決断だった。
3月修復作業を終え資料館に戻された。
この時資料館が知らなかった新たな事実が伝えられた。
(修復を行った担当者)
「ガラス片が出てきている。」
表面以外に小さなガラスの破片が十数個
壁の中 奥深くに入り込んでいたことが分かったのである。
修復の最中 壁の裏側を削り取ったいくなかで発見したものだった。
(資料館担当者)
「あの2つのガラスだけだと思っていた。
 これだけ壁に入っていた
 いかにガラス片がたくさん刺さったのか。」
(原爆資料館 副館長)
「証言が聞けなくなったとき
 物が“被爆の実相”を語ることになる。
 物の保存はこれからも力を入れていかなければいけない。」
修復を経て再び公開されることになった土壁。
原爆が何をもたらしたのか。
74年前の姿のままでこれからも伝え続ける。

 

 

コメント

ソビエト時代のラトビア 母の苦悩を小説に

2019-06-11 07:00:00 | 報道/ニュース


5月22日 国際報道2019


小説のタイトルは「ソビエト・ミルク」。
ラトビアがソビエト政権下にあった1960~80年代が舞台である。
主人公は都会で医師として活躍していたラトビア人の母親とその娘。
母親は“政権に批判的だ”と指摘され地方の診療所へ左遷されてしまう。
政権からの抑圧を感じ精神的に不安定になった母親は
“ソビエトに生きる自分の体は毒されている”と考え
生まれた娘に母乳を一度も与えなかったのである。
ラトビア人作家のノラ・イクステナさん(49)。
自分と母親のかつての体験をもとにしたこの作品に込めたのが
民族の融和への思いだった。
(作家 ノラ・イクステナさん)
「ラトビアの人々は分断の状態を選んだままです。」
第二次世界大戦中にソビエトに併合されたラトビア。
1991年に独立するが
いまも人口の3割をソビエト時代に移住してきたロシア系やその子孫が占めている。
そんなロシア系の人たちが持っているのが無国籍のパスポート。
ラトビア政府はロシア系住民に対し
たとえラトビアで生まれても自動的に国籍を与えていない。
試験に合格してラトビア国籍を取得しなければ選挙権がなく就職先も制限される。
(ロシア系の住民)
「この国で生まれたのに国籍をもらえないなんて不公平だ。」
一方ラトビア人の間にも不満がある。
ロシア系の中にはロシア語しか話さない人も多く
“ラトビア社会に溶け込もうとしてない”と批判する声も聞かれる。
(ラトビア人)
「ラトビア語を話さないならロシアに帰ればいい。」
ノラさんの写真には
小学生のノラさんと近所でよく遊んでいた友人たち。
みなロシア系だったという。
(作家 ノラ・イクステナさん)
「私たちは別々の世界に住んでいたわけじゃない。
 いつも一緒にいたんです。」
融和への思いがにじみ出ているのが
精神的に不安定になったラトビア人の母親をロシア人の友人が励ますシーンである。
(ラトビア人の母親)
私は友人に打ち明けた。
娘に母乳を与えないことで“不快なもの”を娘が飲まなくていいようにしたと。
(ロシア人の友人)
不快なもの?
あなたの体の中には不快なものなんてない。
あなたはすばらしい“聖人”のような人よ。
(作家 ノラ・イクステナさん)
「もし虐げられる立場だったら憎しみの感情を持つのは当然ですが
 それを乗り越えなければならないのです。」
小説には少しずつ共感が集まっている。
ロシア系の読者からは
“ロシア人の悪者と決めつけないノラさんの姿勢にひかれた”という声が寄せられている。
(ロシア系の読者)
「ノラさんはソビエト時代のラトビアをとても明るい視点で見ています。
 歴史を単純に白と黒で描いているわけではありません。」
ノラさんは作品に込めた思いを多くの人に伝えようと各地で講演会を開き
民族は互いに歩み寄る大切さを訴え続けている。
(作家 ノラ・イクステナさん)
「いま世界中で人々がお互いを非難し合っています。
 こうした憎しみは世の中で最も憎む劇感情です。
 憎しみを持って生きることなんてできません。」
民族の分断が続くラトビアで
ひとつの小説が人々の心をつなぐ架け橋となり始めている。

 

 

コメント

やり投げ 白砂匠庸選手 急成長の秘密は・・・

2019-06-10 07:00:00 | 報道/ニュース

5月22日 おはよう日本


やり投げの白砂匠庸(しらまさたくや)選手(22)。
1m82cm 92kg。
競技を始めて2年余で
腕に障害のあるクラスで国内2位へと急成長した。
白砂選手は2歳の時に事故で左腕の肘から下を失った。
週3回の練習場所は地元の高校。
指導も高校陸上部の監督に受ける。
生まれ育った地元広島の陸上関係者の支援が白砂選手を支えている。
(西条農業 陸上部 大林監督)
「来年の東京パラリンピックに向けて
 どうにか出てもらいたい。
 期待に応えられるようなアドバイス サポートができれば。」
(やり投げ 白砂匠庸選手)
「自分1人で投げるより先生に教えてもらった方が投げる修正もしっかりできるしレベルアップにつながる。」
競技の時はバランスをとるために義手をつける白砂選手。
持ち味は体格を生かしたパワー。
自己ベストは56m12cm。
2018年の世界ランキングは10位である。
そのパワーを培ったのが砲丸投げ。
実は白砂選手は高校時代は砲丸投げの選手。
腕に障害のあるクラスの日本記録保持者である。
しかし砲丸投げでは世界との差が大きく
2年前からやり投げでのパラリンピック出場を目指している。
2月に行われた日本パラ陸上競技連盟の強化合宿。
白砂選手はパワーを生かせるフォーム作りに取り組んでいた。
パラ陸連 やり投げ強化コーチの石井田さんから指摘を受けたのが手首の角度。
白砂選手は無意識に手首を曲げやりを持っていたが
より力が伝わるように手首をまっすぐにするようアドバイスを受けた。
(パラ陸連 やり投げ強化コーチ 石井田さん)
「基本的な動作であるとか基礎体力を見直して
 それに向かって努力できるようになってきた。
 今後のシーズンでの活躍が楽しみ。」
日本選手権で自己ベストを更新し
東京パラリンピックへ弾みをつけたいと考えている。
(やり投げ 白砂選手)
「やはり勝負の年
 2020年の東京パラに向けての勝負の年になっている。
 金メダルも目標にやっていきたい。」



コメント

給食 過剰な“完食指導”

2019-06-09 07:00:00 | 報道/ニュース

5月22日 おはよう日本


高知県の20代の女子大学生。
小学2年生の給食の時
担任の教員から残したチーズを完食するよう強要されたことがある。
(女子大学生)
「無理やり口にまで運ばれてそれで吐いてしまって。
 すごい怖かったし
 給食というものに対する恐怖みたいなものを植え付けられた。」
幼い頃から小食で食べるのに時間がかかったという女性。
完食を強要されてからは朝起きられなくなったり吐き気がしたりして保健室に通う日々が続いた。
さらに中学生になってからも完食するまで1人教室に残るよう指導された女性。
以来 食べ物を残すと責められる気がして
友人と食事をすることすら怖くなり
いまもいまも苦しみが続いているという。
(女子大学生)
「不安がすごくて食べられなかったら何か言われるんじゃないか。
 これ一生続くのかなと思って
 どうにかならないかな。」
給食での完食指導がきっかけで心と体の調子を崩し病院に助けを求めるケースもある。
心身症が専門の小児科医 中津医師のもとにはそうした子どもの受診が後を絶たない。
そのカルテには
「食欲低下」
「登校していない」
「給食を恐れて発熱が続いた」
日常生活を送れないほど追い詰められた子どもたちの悲痛な訴えが書き込まれている。
(徳島赤十字 ひのみね総合療育センター 中津医師)
「食べ物を無理やり口に押し込んで食べさせる
 そういう指導が一番多い。
 何でも残さず食べられる子にしてあげたい
 こういう思いは間違ってはいないんですけど
 その方法論が非常に乱暴で結果的に子どもを傷つけている。」
どうすれば給食のときより良い指導ができるのか。
食育に力を入れている徳島県三好市の辻小学校では
楽しく完食することを目標に取り組みを続けている。
その1つが子どもたちの特性に応じた指導である。
教員が子どもの食べられる量を見極めながら1人1人盛り付ける量を調整する。
最初は無理のない量にして食べる喜びを感じてもらい
徐々に量を増やしていけるよう導いていく。
(担任の教員)
「この子だったらこれぐらいは食べられるかなというのを
 なんとなく毎日一緒に食べていたらわかるので
 ちょっとずつ食べられるように。」
もう1つの取り組みは食べる意欲を上げる環境づくりである。
給食の開始から10分間はオルゴールの音楽が流れ
この間はおしゃべりせずに食べることに集中する決まりである。
音楽が終わるとはじけるように会話が飛び交う。
(食育担当の教員)
「音楽を導入する前は
 非常に子どもたちはおしゃべりに夢中になって食べるのに時間がかかってしまっていて
 食べる時と会話を楽しむ時間にメリハリをつけたいと思って。」
小食気味だったり苦手な食べ物があったりする場合は
その子どものペースで食べられるよう見守る。
「がんばって あとちょっとだね。
 味わって食べてね。」
「はい がんばりました。」
こうした取り組みを2年前から続けた結果
ほとんどの子どもが給食を完食できるようになったという。
(生徒)
「みんなで一緒に食べられるから楽しい。
 食べ残しはしていません。」
「いまは時間内に食べられるようになりました。
 先生の励ましはすごいうれしくて
 もっと頑張れる気がした。」
(三好市立辻小学校 校長)
「食の楽しさを与えるというのが食育の基本。
 生涯を通じて食というのは生きる力の源になりますから大事な事。
 子どもが食べたい気になって食べると
 われわれはその気にさせることが最も大事と思う。」



コメント

埼玉 医師に選ばれる県を目指せ

2019-06-08 07:00:00 | 報道/ニュース

5月22日 おはよう日本


国は全国の都道府県の中で人口当たりの医師の数が少ない16の県を「医師少数県」に指定することになった。
埼玉県北部と群馬県の一部の地域を医療を担う中核病院。
より重症な患者を受け入れる役割を担っているがこの病院でも医師不足が顕在化している。
特に深刻なのは小児科である。
常勤の医師が4人から2人に減った。
これまで群馬県の大学病院などから医師が派遣されていたが
群馬県でも医師不足が深刻で派遣が縮小したのである。
そのため夜間の小児救急が週3日しか開けなくなった。
(患者)
「すごく不安です。
 夜中に発作が起こった時などはこのへんでみてもらえないのは。」
「もっと先生の人数がいればしっかりみてもらえるのかなというのはある。」
さらに低体重などのハイリスクな新生児を診察できないため
早産の可能性がある妊婦の受け入れを制限せざるを得なくなった。
(深谷十字病院 院長)
「正常分娩じゃない早産などの方を受けられるのは小児科の先生がいないとできない。
 “ギブアップです”と簡単に言うつもりはない。
 なんとか小児科の先生を確保したい。」
なぜ医師を確保できないのか。
埼玉県の担当者は医学部のある大学の数が県内に少ないことを原因の1つにあげている。
(埼玉県医師確保対策担当)
「埼玉県の場合は医大が埼玉医科大学しかない。
 医大出身者はそこの医大の附属病院でそのまま研修をして1人前になっていくという要素が大きいので
 そうするとやはり医大が多い東京都に医師が集中してしまう。」
そこで埼玉県は
東京など他の都道府県で学んだ若手の医師に選ばれる県を目指すことを打ち出した。
県は一昨年 若い医師が自由にトレーニングできる施設の運営を全国に先駆けて始めた。
内視鏡検査を模擬体験できる機械や腹腔鏡手術など約100種類の練習機器をそろえた。
県内で働く医師であれば無料で自由に利用できる。
(研修医)
「医学の実習で見ていたけれどシミュレーターですら全然違う。」
「実際の患者を前にすると緊張してしまうので
 このように練習できる機械があるといいなと思った。」
研修医をもてなす県主催のパーディーが開かれた。
知事が自ら研修医に県内への定着を呼び掛けた。
留学支援の制度も始めるなど地道な取り組みで研修医は年々増え
今年度は最も多い340人を獲得した。
(研修医)
「埼玉は患者が医師を待ち望んでいるので
 医師をするのに最適な場所。」
(埼玉県 医師確保対策担当)
「こういうこともああいうことも埼玉県はやってくれていて
 “それだったらっ埼玉県に行こうかな”と思ってもらえる
 若手の医師が自然と集まってくる
 うまい流れをつくれたらいい。」
魅力ある取り組みで医師を集めたい。
脱医師少数県を目指す埼玉県の挑戦は続く。




コメント

深まる宗教対立深まるスリランカ

2019-06-07 07:00:00 | 報道/ニュース

5月21日 国際報道2019


日本人女性1人を含む250人以上が死亡したスリランカの同時爆破テロ。
捜査当局は容疑者としてイスラム過激派のメンバーなど約90人を拘束。
容疑者たちがつけ込んだのがスリランカの多宗教国家としての側面である。
仏教徒      70.1%
ヒンドゥー教徒12,6%
イスラム教徒    9,7%
キリスト教徒  7,6%
今回のテロ事件では現地のイスラム過激派組織がキリスト教徒を襲った。
そしていまは事件に憤りを覚えた一部の仏教徒がイスラム教徒を敵視するようになってその住宅などに対する破壊行為が起きている。
異なる宗教のもとで憎しみの連鎖は広がるのか。
スリランカは岐路に立たされている。

(神父)
「憎しみはあります。
 ですが主はそれでも兄弟姉妹を愛しなさいと言います。」
最大都市コロンボ近郊の教会で礼拝が再開された。
事件後は新たなテロを警戒して自粛されていた。
(キリスト教徒)
「きょうは皆のために祈りを捧げに来ました。」
休校が続いていた小中学校や高校も始まり
徐々に普段の落ち着きを取り戻そうとしている。
(スリランカ シリセナ大統領)
「テロリストを特定し99%を逮捕した。
 国の状態は平常に戻ったと言っていいだろう。」
しかしテロはスリランカの社会や経済に大きな爪痕を残している。
スリランカでは10年前におよそ30年続いた内戦が終結して以降
美しい自然と貴重な遺跡を生かし観光業に力を入れてきた。
去年1年間の外国人観光客は前の年より10%多い230万人。
年々増加を続けてきた。
しかしテロ事件の後 観光客は大幅に減少している。
コロンボから約30キロ離れたリゾート地ネゴンボ。
毎年この時期は欧米からの観光客などでほぼ満室になっていたというホテル。
しかし事件後キャンセルが殺到。
客が戻ってくる見通しは立っていない。
(ホテル責任者)
「5月は50%
 6月は40%のキャンセルで本当に困っている。」
一方 事件は人口の10%にも満たない少数派のイスラム教徒を追い詰めている。
イスラム過激派組織の犯行と断定されたことから
多数派の仏教徒などがイスラム教徒に不信を抱く人たちが増えているのである。
(仏教徒)
「イスラム教徒に対して疑いの目で見てしまう。」
「イスラム教徒はもっと社会に適応する必要がある。」
5月中旬にはイスラム教徒が経営する店舗やモスクなどが襲撃される暴動が拡大。
政府が夜間の外出禁止令を出して鎮圧にあたるなど緊張が走った。
住宅を兼ねる雑貨店が暴徒に襲撃されたアフアンさん。
夜中に40人ほどの男たちが突然店に押しかけ破壊し尽くしたうえで火を放った。
住宅部分を含め全焼した。
なんとか家族とともに安全な場所まで非難したが
今でもいつ襲われるかわからず恐怖におびえながら暮らしているという。
(雑貨店経営 アフアンさん)
「まだとてもおびえている。
 私はテロリストとは何も関係ない一般の市民だというのに。」
急進派仏教団体を率いる男は今回の暴動を扇動した疑いで警察に拘束された。
男はインターネット上にイスラム教徒を敵視するメッセージを発信していた。
(急進派仏教団体 リーダー)
「問題は
 この国のイスラム教徒の人口が急増していて
 仏教徒の暮らす町をイスラム化しようとしていることだ。」
自身も団体のメンバーである 男の妻は暴動への関与を強く否定する一方
問題の根本はイスラム教徒側にあると主張した。
(急進派仏教団体 リーダーの妻)
「社会の輪を乱しているのはイスラム教徒で
 私たち仏教徒は自らを守る必要がある。」
政府が新たに打ち出した政策も追い打ちをかけている。
事件後
イスラム教徒の女性が着るブルカやニカブを念頭に全身を覆う衣装を公の場で着用することを禁じたのである。
政府は“身元を確認しやすくするため”と説明するが
イスラム教徒の女性の間で動揺が広がっている。
10年余りニカブを着てきた女性は慣れ親しんできた衣装を脱ぐことができず
政府の禁止令が出て以降 一度も外出していない。
(イスラム教徒の女性)
「ニカブを着ることによって精神的に安心できる。
 着られなくなってとても困っている。」
異なる民族や宗教同士の融和を目指してきたスリランカ社会。
テロが生んだ憎悪が新たな対立を呼び
再び国民が分断される危機に直面している。




コメント

思い出を形に!“子どもの絵”がぬいぐるみに

2019-06-06 07:00:00 | 報道/ニュース

5月17日 おはよう日本


オーダーメードのぬいぐるみを作る芦屋市在住の白石哲一さん(45)。
かつては広告代理店など別の分野の仕事をしていた。
娘が描いた絵をぬいぐるみにしたのをきっかけに
6年前自宅に工房を開いた。
(ぬいぐるみクリエーター 白石哲一さん)
「すごく面白い絵を描くんですね。
 触って遊べたりすると楽しいんじゃないかと考えたときに
 ぬいぐるみになったら喜んでくれるかなと思った。」
これまでに作ったぬいぐるみは1,500個以上。
ひとつとして同じものは無い。
色を塗っていない線だけの絵でもカラフルに。
ちょっとわかりにくい絵だって立体感あるアートに。
ベースになるのは基本幼い子どもの絵である。
この取り組みはユニークなビジネスモデルとして GOOD DESIGN AWARD 2018 表彰を受けた.
白石さんが今回作るぬいぐるみは4歳の男の子が描いたパンダである。
絵は平面
ぬいぐるみは立体。
設計図を作りながら裏側をイメージする。
見えないところは想像とセンスで作っていく。
(ぬいぐるみクリエーター 白石哲一さん)
「もちろんお客さんからこんなの違うと思われることもあるかもしれませんけれども
 楽しいものを届けたいという気持ちがありますので
 できるかぎり面白いアレンジをしていきたいと思っています。」
素材も大切である。
生地は100種類以上ある。
(ぬいぐるみクリエーター 白石哲一さん)
「子どものものなので
 一緒に寝たり抱っこしていることが多いと思うので
 できるだけ触って気持ちのいいものを選ぼうと思っています。」
いびつなラインをどう立体で表現するか。
手足はひもを編んでヒョロヒョロ感を。
そして目は刺しゅうでジグザグに。
(ぬいぐるみクリエーター 白石哲一さん)
「子どもたちの描いたグジュグジュッとしたラインを表現するには
 手作業での刺しゅうの方がしっくりくるのかなと思います。
ちょっといびつだけど可愛らしいぬいぐるみの完成である。
裏側にはしっぽも。
白石さんのアイデアと気持ちが込められている。
この日完成したパンダのぬいぐるみを渡した。
近所に住む4歳の男の子 龍騎くん。
照れながらも満足そう!
(龍騎くんの母親)
「一生の宝物でしょうね。
 真っ黒になるまでかわいがると思います。」
白石さんの手元には感謝の手紙が。
家庭ごとに様々なエピソードが綴られている。
こうして作られたぬいぐるみはそれぞれの家庭で大切にされている。
5か月前にオーダーした真宙ちゃん(10)。
真宙ちゃんが1歳のとき作ったサンタの貼り絵が壊れかけたため保存方法を探していた。
1歳のときから毎年飾っていた宝物である。
(真宙ちゃんの母親)
「娘の作品の中で一番古くて一番最初の大事な作品です。
 紙よりぬいぐるみのほうが保存するのに長くとっておけると思った。
貼り絵をもとに作ったぬいぐるみ。
今では両方とも家族の大切な存在である。
(真宙ちゃん)
「リアルやった。
 そっくりやからよかった。」
(真宙ちゃんの母親)
「この目の位置のぬいぐるみは売っていないと思うので。
 その時にうちの子が作ったその時だけのお顔なんで。
 白石さんは思い出ごと受け止めてくださっていて
 大事にしてもらっているというのがよく分かって
 貼り絵も大事だしぬいぐるみも同じように大事にしていこうと思っています。」
(ぬいぐるみクリエーター 白石哲一さん)
「子ども独特の感性のものはその時の一瞬にしかできないものがあるので
 それを形にさせてもらえるのはありがたいですし
 自分の想像力が一番の宝物と思ってほしいといつも思っています。」
大切な思い出や子どもの発想を
ぬいぐるみという形にして
たくさんの笑顔を作り出す。
 



コメント

サバ缶ブーム その裏で・・・

2019-06-05 07:00:00 | 報道/ニュース

5月15日 おはよう日本


いまやサバ缶の生産量はツナ缶より多いという。
種類も色々増えている。
カレーで煮込んだもの
トマトソースで洋風にアレンジしたもの
缶のデザインがヨーロッパ風の食器のイメージがのもの。
サバ缶は手軽に料理に使えるとあってレシピ本もたくさん出版されている。
その裏ではメーカーでは悩みもある。
サバ缶の生産が盛んな宮城県。
仙台市のスーパーでは去年の秋ごろから売り上げが伸び
いまでは人気商品として定着している。
(みやぎ生協)
「早いと午前中
 遅くても1日2日で売り切れる状態。」
気仙沼市のサバ缶工場。
サバ缶人気を受け去年生産量は8割増やしたという。
悩みの種となっているのがサバの仕入れ価格の高騰である。
この会社では国産のサバにこだわり大きくて脂がのったものを選んでいる。
こうしたサバは9~12月にかけて多く取れる。
ところが去年のその時期の漁獲量は前の年より2割近く減少したのである。
例年より沖合の海水温が高くなりサバの群れが北上したためとみられている。
その結果 サバの仕入れ価格は前の年の1,5倍に上昇。
会社ではこの春
主力商品の水煮の価格を300円から350円に上げるなど値上げに踏み切った。
しかしこれ以上の値上げは難しいと考えている。
(ミヤカン 社長)
「サバは大衆魚なので
 ある程度みなさん
 このぐらいまでなら買えるという家格を持っている。
 それ以上どんどん高くすると客の“サバ離れ”が起きてくる。」
サバ缶に続く新たな収入源を確保しようとこの会社が目を付けたのがイワシの缶詰である。
これまではまり需要がなかったためわずかな量しか生産していなかった。
ところがサバ缶ブームの波及効果で
同じ青魚のイワシ缶も人気が出始めたのである。
そこでこの会社では生産量を大幅に増やした。
サバ缶よりも安く提供できるイワシ缶は今後さらに需要が高まると見込んでいる。
(ミヤカン 社長)
「お客さんは食べてみたら“イワシはおいしい”と。
 脂もあるしおいしいということで見直されているのではないか。
 それに応えていくのがわれわれの使命かなと思っている。」




コメント

カヌー 高木裕太 パワーを生かし世界へ

2019-06-04 07:00:00 | 報道/ニュース

5月15日 おはよう日本


首に掛けたのは15キロの重り。
そして車いすごと懸垂。
かかる負荷は100キロにもなる。
パラカヌーの高木裕太選手(24)。
一昨年の日本選手権は競技を始めてわずか1年で優勝。
去年も優勝し
東京パラリンピックんに向け大きな期待がかかる。
(カヌー 高木裕太選手)
「東京パラで結果を出せば人生が変わっていくのかなと思う。
 出るんだったら勝ちたい。」
幼い頃から野球に打ち込んできた高木選手。
高校では4番を任されていた。
しかし大学1年生の秋
バイクの事故で胸より下を動かせなくなり
野球を断念せざるを得なくなった。
そんなとき友人に勧められて始めたのがカヌーだった。
野球で培ったパワーを生かせるとのめりこんだ。
(カヌー 高木裕太選手)
「スポーツは切っても切れない存在。
 野球で勝負できなかったところをいま勝負できているのは幸せ。」
去年はアジア選手権を優勝。
1年後の東京パラリンピックに向け取り組んでいるのがひと漕ぎで長く
高木選手がひと漕ぎで進む距離は2m50cm。
世界のトップ選手と同じ2m80cm進むためには
腕を伸ばし少しでも前からパドルを入れなければならない。
そのために肩回りの柔軟性を高め可動域を広げようとしている。
胸より下が動かず上半身を倒せないため
伸ばすことで補う。
3月 高木選手は世界選手会出場をかけた選考会に出場した。
強風が吹く非常に厳しいコンディション。
そのなかで鍛え上げたパワーと大きく進むフォームでぐんぐん加速し
優勝。
世界選手権の出場を確実にし
1年後の東京パラリンピックへ手ごたえをつかんだ。
(カヌー 高木裕太選手)
「練習が自分の中で完成し始めたときに世界と戦えるくらいにはなっているかな。
 楽しみです。」


 

コメント

ウクライナで進む「親欧米路線」

2019-06-03 07:00:00 | 報道/ニュース

5月14日 世界のトップニュース


ウクライナは5年前の政変でロシアよりの政権が倒れ
欧米政権が誕生したことをきっかけにロシアとの関係が急激に悪化。
南部のクリミアを併合され
東部では「親ロシア派」と呼ばれる反政府勢力との紛争が泥沼化した。
5年に及ぶ紛争の死者は双方で1万3千人にのぼり
経済も低迷が続いている。
そうした中ウクライナでは欧米諸国との関係を強化しようという「親欧米路線」が広がりを見せている。

4月の大統領選挙。
得票率73%で現職のポロシェンコ大統領に圧勝したゼレンスキー氏。
(ゼレンスキー氏)
「支持してくれたすべての人に感謝します。
 皆さんの期待を決して裏切りません。」
ロシアとの対話を重視しながらも前政権と同じ「親欧米路線」を踏襲。
経済の回復への期待が背景にあったとみられている。
ウクライナではいま政治だけでなく経済の分野でも欧米への接近が進んでいる。
EU圏との境界から30キロの町リビウ。
人口70万人。
ウクライナ随一の美しい街並みは世界遺産にも登録されている。
第二次世界大戦までポーランド領だったことからヨーロッパ志向が特に強く“反ロシアの牙城”となってきた。
この町に本社を構えるIT企業 エレクス社。
法人向けにソフトウェアの開発などを行っている。
設立から16年。
欧米の企業を中心に顧客を増やし
今では社員1,400人
年商50億円の大企業に成長した。
平均年齢30歳と若く
優秀なエンジニアたちは取引先に高く評価されている。
(エレクス社 クルパCEO)
「最大の顧客は60%を占めるアメリカ企業です。
 ほかにはイギリス18%
 ドイツやフランスなど合わせて18%くらいです。」
いま力を入れているのが航空機の保守点検に使うドローンの飛行プログラムの開発である。
売り込む先はアメリカの大手航空会社で
もはやロシア市場をあてにはしていない。
(エレクス社 クルパCEO)
「長期的な関係を望むなら民主的な価値観を共有するパートナーを探すべきです。
 したがってわが社はロシアではなく欧米をビジネスの相手に選んだのです。」
さらに安全保障の分野でもウクライナは欧米に接近している。
ウクライナは5年前ロシアにクリミアを併合された後
NATOへの加盟を目指すことを国の基本方針に掲げてきた。
ロシアに対する危機感を共有するNATOはこれに応えウクライナ軍への軍事的支援を強化。
加盟国がウクライナ軍の訓練に教官を派遣する仕組みを使った。
この日はNATOの中枢を担うアメリカ軍の教官のアドバイスのもと
NATOの基準に基づいた訓練メニューが組まれていた。
(アメリカ軍 教官)
「私たちの任務は
 まずウクライナ軍の教官を訓練し
 彼らがNATO軍の基準で訓練を行えるよう見届けることです。」
ウクライナ陸軍の主力となる戦車部隊も訓練の対象である。
武器の性能や通信方法をそろえることで有事の際には指揮系統を1本化し
多国籍軍を構成することも可能になるという。
(アメリカ陸軍 装甲騎兵連隊長)
「ウクライナ軍と協力するのはすばらしいことです。
 良好な関係を築き共に多くの事を学んでいます。」
ウクライナ軍にとって「親欧米路線」は
ロシアからの軍事的圧力に屈しないために不可欠な選択になっていると軍の関係者は言う。
(ウクライナ軍 報道官)
「ロシアはわが国と欧州全体にとって脅威です。
 実際われわれはクリミアを失いました。
 NATO加盟が唯一の道です。」

  


コメント

淡路島の魅力発信!観光客を取り込め

2019-06-02 07:00:00 | 報道/ニュース

5月14日 おはよう日本


兵庫県の淡路島でゲームを使ったユニークな観光の振興の取り組みが始まっている。
新たな客層の開拓をと関係者が注目したのが
若い世代などに人気の携帯端末向けゲームアプリである。
1年余りの制作期間を経て4月に一般公開された。

西日本初の「地方創生RPG」が遂に誕生。
淡路島と神話を、守れ。
はじまりの島
淡路島日本遺産RPG
タイトルは「はじまりの島」。
スマートフォンなどで無料でダウンロードできるゲームアプリである。
真剣の輝きを取り戻して魔物を倒す?
輝きってどうやって取り戻すんや?
研ぎ直せばええんか・・・?
現代の淡路島に住む男子高校生が歴史をゆがめようとする魔物と戦う物語である。
有名なRPGのように仲間とともに旅を続けさまざまな試練を乗り越え成長していく。
このゲームは地元の自治体などでつくる淡路島日本遺産委員会が700万円をかけて制作した。
南あわじ市役所の並木さんはプロジェクトの中心メンバーの1人である。
(南あわじ市役所 並木さん)
「実際 歴史には興味ないけれど
 ゲームが好きで淡路島にも興味があるというような方にアプローチすることで
 そのゲームをきっかけに淡路島のことをもっと知りたいと思っていただけたらなと。」
このゲームはとにかく淡路島にこだわっている。
江戸時代からの特産品淡路瓦
弥生時代を研究する上で貴重な発見される松帆銅鐸
この2つをもとにしたのがキャラクターの「鬼銅鐸」である。
地元の12歳の少年が考えた。
ほかにもタマネギやトラフグなど敵のキャラクターのほとんどは島ゆかりのものがモチーフで
一般からのアイデアが多く採用された。
ゲームの中には現実の観光スポットや文化財をモデルににした場所も登場。
その数は島全体で15か所にのぼる。
そして実際に淡路島に足を運んでもらうための仕掛けも用意された。
おのころ島神社では携帯端末の位置情報のサービスを利用して限定のレアなアイテムが手に入るようにした。
島を訪れるきっかけにしてもらおうという狙いである。
ゲームには島を訪れた際に使えるお得なサービスも導入。
並木さんが訪れたのは南あわじ市の和菓子店。
(並木さん)
「実際の終わ地島の店舗で使えるクーポン券というのを発行しまして
 実際に淡路島に来ていただくということをどんどん進めていけたらなと思いまして。」
クーポン券の内容は割引価格で買い物が出来たりプレゼントがもらえたりとさまざま。
これまでに20か所以上の施設や飲食店が協力を約束してくれた。
(和菓子店)
「おもしろそうだなって単純に。
 また地域の活性化につながるのもいいことだなと思いましたので。」
ゲームのお披露目の催しがあった日。
ゲームを体験できるコーナーも設けられた。
(参加者)
「おもしろかった。」
「結構リアルで面白いと思いますね。
 親近感があって。」
(南あわじ市役所 並木さん)
「かなり楽しんでいてくれてて見ていてうれしくなりました。
 淡路島な古事記にも登場すりょうな歴史の深い島ですので
 そういった歴史を知っていただいて
 淡路島に興味を持っていただいて
 足を運んでいただけたらなと思います。」
ゲームを使ったユニークな地域活性化の取り組み。
淡路島をあげて観光地としてのレベルアップを目指す。




コメント

生物多様性の保護と農業 フランスの取り組みは

2019-06-01 07:00:00 | 報道/ニュース

5月14日 おはよう日本


5月初めまでパリで開かれていたIPBES(生物の多様性に関する政府間組織)の総会。
地球全体で100万種の動植物が絶滅の危機に瀕しているとする報告書が初めてまとめられた。
(IPBESの議長 イギリス イーストアングリア大学 ロバート・ワトソン教授)
「我々の課題は生物多様性と生態系の受容性を示し
 関心を高めることだ。」
もっとも大きな要因とされたのが
人間による陸や海の利用である。
陸地では農地の拡大や農薬の使用などが動植物の命を脅かしているという。
生物の保護とに人間の活動をどう両立させるのか。
ヨーロッパ最大の農業大国フランスでは共存を目指す取り組みが始まっている。

絶滅の恐れのある渡り鳥 ヒメノガン。
かつてヨーロッパや中央アジアに広く生息していた。
(野鳥の保護団体 ジャンドルさん)
「農業の大規模釉薬赤が進むにつれてヒメノガンは激減した。
 環境に大きな変化が起きた。」
小麦の生産が盛んなフランス南西部では
1970年代以降
世界的な価格競争に対抗するため農地が大規模化し
農薬の使用も増えた。
その結果
住みかとなる牧草地が失われただけでなく
エサになる昆虫も減少。
70年代に7,000は近く確認されていたヒメノガンは現在では350羽ほどと激減した。
保護を求める声の高まりを受けてフランス政府は
1ヘクタール当たり6万円あまりの補助金を農家に出して
農地の一部を農薬を使わない牧草地に変えてもらう事業を始めた。
(農家)
「牧草地への転換を支持する。
 補助金があれば検討に値すると思う。」
なぜ生物の多様性を守らなければならないのか。
IPBESの報告書は
人間はさまざまな動植物から多くの恩恵を受けており
生物の絶滅や生態の破壊は自然の豊かさを劣化させ
人間にも深刻な影響を与えるからだという。
(野鳥の保護団体 ジャンドルさん)
「私たちの目的は農家と敵対することではない。
 生物の多様性を守るためにともに解決策を探すことだ。
 野鳥や生態系を守ることは自分たち自身を守ることだと忘れてはならない。」





コメント