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箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

いつも青春の季節

2017年08月09日 18時08分46秒 | 教育・子育てあれこれ


台風が過ぎ去り、毎日暑い日が続いています。

ふと、上空を見上げると、青空が広がっていました。


こんな短歌があります。

不来方(こずかた)の お城の草に 寝ころびて
空に吸われし 十五の心 (石川啄木)


石川啄木の『一握の砂』に出てくる歌です。

これは、中学生の時代に心にとどめてほしい歌です。

寝ころんで上空を見ると、青空が広がっている。

すると、自分の身が青空に吸い込まれそうな感覚。

私も少年時代、家の近くのレンゲ畑に寝ころんで、青空を見たとき、まさしくこの気持ちになりました。

その青を見ていると、心が吸い込まれるような気持ちになれば青春です。

しかし、15歳でも、35歳でも、45歳でも、あるいは65歳でも、私たちは空を見上げるかぎり、さらには、心を空に移すことにときめきを感じるかぎり、青春の季節に立つことができます。