
世界陸上 4×100決勝で、日本チームが銅メダルをとりました。
一方で、ジャマイカのボルト選手は、レース中、脚の痛みで、レースから脱落しました。
スポーツ選手にケガはつきものと、あらためて思いました。
少し前に、リオオリンピックで、闘う相手がけがをしていました。
その相手と対戦した選手は、あえてそのケガの部分を攻めて、勝利しました。
このことについては、賛否両論がありました。
「ケガの部分を攻めずに対戦すべきだ。」
「いや、ケガの部分を攻めて闘うのは当然だ。」
また、こんな意見もありました。
「相手のケガの部分を攻めるのが、ほんとうの優しさだ。」
一ついえることは、対戦ではかろうじて相手に勝つのはよくないということです。
「あっぱれ」という圧倒的な強さで勝つのがいいのでしょう。
そうすれば、相手は「もう少しで勝てたのに」と思わない。
悔しさも減るだろうし、自分を責めることもなくなる。
これが勝利する人のマナーかもしれません。
とはいいながら、スポーツ競技では、競技中の選手の心理面・メンタル状況が勝敗に大きな影響を与えます。
これが、スポーツ競技の難しさだと、つくづく思うのです。