箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

輝いたときを思い出せ

2017年08月12日 12時52分44秒 | 教育・子育てあれこれ



お若い方々よ。

打席に立った時、

三振するのも、

情けないゴロを打ってアウトになるのも、

かまわない。

見逃し三振さえも許してしまおう。

いけないのは、ただひとつ。

「打席に立っていることがよろこべないこと」だ。

その打席に立ちたくて目を輝かせたのではなかったのか。

(糸井重里 『羊どろぼう』から)





わが国の、コピーライターのカリスマ的存在である糸井重里さん。

いまも現役で、キャッチャブルな言葉を、人びとに放たれ続けています。

私も文書に見出しをつけるとき、読み手の心をつかむフレーズを常に考えます。

さて、上の言葉は、糸井重里さんの熱い生き方を代表しているのではないでしょうか。



「ああ、忙しい!」

いまの日本の学校に勤務する教員の時間外勤務の長さは、OECD諸国の中でも群を抜いています。

だからといって、もし、仕事がまわっていない教職員が、この言葉を発して、仕事ができていない言い訳にするならば、


「あなたは、どんな気持ちで教職に就いたの?」と、私は言います。

自分が教壇に立ちたくて、目を輝かせたのではなかったのか?

自分が、輝く場に立ったときの心情を思い出せ。


多忙は、とかくできないことの言い訳になりやすいのです。


(写真と本文の内容は、無関係です。)