goo blog サービス終了のお知らせ 

箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

子どもは好きな人からしか学ばない

2017年08月23日 13時45分27秒 | 教育・子育てあれこれ


教師と子どもの間には、相性があり、なかには人間関係がしっくりいかない生徒もいるかもしれません。

だからていって、「あの子とは気があいませんぬん」ではすみません。

子ども、中学生は敏感です。

表に表すことばとは裏はらに、自分は、担任の先生からどう思われているかを、とても気にしています。

かといって、担任は好かれようと思ったらダメです。

なぜなら、子どもを迎合することになるからです。

こっちが好きじゃないと思っているのに、子どもが「先生のこと好き」となることはありません。

先生が子どものいい点を見つけて、「あなたは優しいね」とか、「一生けん命やね」とか、こちらから子どもを好きになったら、子どもは先生のほうを見てくれます。

教育が成り立つ人間関係のきっかけになるかもしれません。

だから、教師は「好かれようと思うな、子どもを好きになれ」
なのです。

以前に、このような話をしていたら、素直で一生けん命に学ぼうとしている若い先生のことを、好きになりました。