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箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

一生の学びの基礎は、中学時代

2017年08月15日 13時11分48秒 | 教育・子育てあれこれ




人生はそう長くはない。だから学ぶ機会は限られています。

私は、自分が年齢を重ねてきて、このことを実感するのです。

年齢があがるほど、一月、一年が早く過ぎると感じています。

年々、早くなると思います。

この前、お正月を迎えたと思ったのに、もうはや半年以上が経ち、季節が少し涼しくなりだすと、秋がやってきます。

ですから、学ぶ期間もあっという間に終わります。

そこで、私も、教育関連以外のことについても、学ぶことを続けています。

学ぶ期間が限られているという事実に気がつくのは、年齢を重ねたときと、もう一つあります。

それは、自分がいちばん苦手なことやいちばんの弱みに向き合ったときです。

苦手なことや弱みの克服には、時間もかかるし、努力が求められます。

学ぶことなしに克服はできないからです。

中学生にとって、テストでの点数も大切ですが、学齢期を離れても、学ぶ意欲をもち、当たり前のように学ぶ態度を中学終了までに身につけておきたい。

先日、学級担任として3年間かかわった学年の生徒たちとの同窓会に出席しました。

今という時代にあって、「中学生のときもっと学習しておけばよかった」と言っている卒業生がいました。

今からでも遅くはありません。

もう37歳になった卒業生です。様々な生き方をしています。

すでに中学生の子をもつ親になっている人、関東、名古屋と転勤して仕事をしている人、実家の家業を継いでいる人など、様々てす。

その卒業生と話していると、学びの基礎は学習が少し難しくなり、思考力が必要になる中学時代にあると思った次第です。