
写真の左側は、杜の都・仙台市の樹木。
緑がたわわに茂った樹木は、素敵である。
じっと見入っていると、落ち着いた気分になる。
しかし、葉っぱがすべて散り果てた樹木も神秘的で、いとおかし。

木の枝と枝をの間には、冬空がみえる。その冬空は澄み切って、星は美しい。
冬には、凍えるような寒風が枝だけになった樹木に、容赦なく吹きつける。
それを知りながら、樹木は晩秋に敢えて葉をすべて落とす。
そして、霜に降りそそがれ、寒風に吹かれながら、枝には新芽のつぼみを蓄え、じっと春の訪れを待つ。
これが、「冬の木立(ふゆのこだち)」である。
3年生は、冬の木立のような我慢強さで、受験に挑んでほしい。