きのうのブログで、「自分は自分」と思える子について述べました。
この「自分は自分」と思える子は、自分の長所も短所もすべて自分だと思えることです。
このような子は、「自分のことが好きですか」と聞かれたら「好きである」と答えます。
自分を好きな子は、部活で試合に負けたときでも、自分の力が足りていなかったと現実をうけとめ、次はがんばろうと意欲を高めるでしょう。
ところが、自分を好きでない子は、試合に負けたら、自分はやってもダメなんだと思ったり、練習してもムダと思うかもしれません。
または、試合に負けたことを他人のせいにすることもあります。
こうして、自分を見つめることをしなくなり、さらに自分のことが好きでなくなり、自信や意欲を下げてしまいます。
このようにみていくと、「自分を好きになる」ことが、いかに大切であるかがご理解いただけるでしょう。
教育の専門用語では、この「自分が好き」という感情を「自己肯定感」とか「セルフエスティーム」と言います。
子どもがありのままの自分を愛して、まわりの人たちを愛して、自分の力を社会で役立てるように伸びていくことを「成長」と呼びます。
教育や子育ての極意は、「自分を好きになること」、そんな子どもを育むことだと考えます。