男性が子育てをすると、会社という社会を中心に考える人が、地域という社会を知ることになります。
子育てに関わると、地域を知ることができます。
保育園へ子どもを送っていったり、迎えにいったりすると、保育園で預かってくれることのありがたさを知ります。
地域の子育てサークルに行けば、子どものことを考え、楽しませたり遊んでくれていることの深さを知ります。
こうして子どもがその地域に支えられて、育ち、人の社会が成り立っていることを理解します。
仕事一辺倒で、朝に会社に出て、夜に帰ってくることでルーティンがまわる生活では、見えていないことが見えてくるのです。
3年前の今頃でした。新型コロナウイルス感染が拡大しているとき「今は感染防止の正念場。学校などはすべて休みにさます」と公言し、それを支持する人がいました。
そのとき学校が休校し、保育園が休園していて、子どもが預けられない親のたいへんさやとまどいが眼中にあったのでしょうか。
おそらく、子育てを母親に任してきた人には、子どもを預けられない人たちのことが視野に入りにくかったのでしょう。
子育てに父親がかかわるというのは、「会社人間」の人が広く社会を知るという意味があります。
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