箕面市では、例年11月に青少年弁論大会を行なっていました。(今年から、英語のスピーチコンテストに一本化になります。)
わたしは、出場する自校生徒を指導していました。
そのとき、しばしば言っていたことは、
第一印象を与えるチャンスは、一度しかない。
ということです。
日本語で、4分の制限時間内で、思い思いのテーマで弁論をするのですが、審査員は初対面の人ばかりです。
第一印象は非常に大切です。
弁論の切り出しで、相手の心をつかむ工夫を入れるようにアドバイスしました。
たとえば、演劇部の生徒がその活動の意義をスピーチするときには、実際の劇の中での自分のセリフを開口一番に語る。
外国生活を経験して、日本の学校の文化とのちがいについて話す生徒には、最初に歯切れのいい英語を話すなどです。
これらは、第一印象をインパクトのあるものにする技術です。
さらに、服装にも気をつかうように指導しました。
何も着飾る必要はありません。
制服をきちんと着こなすように言いました。
実は、メーラビアンの法則というものがあって、人の第一印象は7割程度までは、視覚情報が影響するということがあります。
良くも悪くも、「見た目」で他者は、どんな生徒かを判断するというものです。
もちろん、その生徒とずっとつきあっていくと、第一印象が変わり、その子の人がらや長所がわかってきます。
しかし、弁論大会はわずか4分しか、自分を知ってもらう時間がないのです。
だから、「見た目」でも好印象を与えるように、服装にも気をつかうように言いました。
出場した生徒たちは、いい経験を積んだと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます