箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

長引くコロナ禍 子どもへの影響

2022年11月24日 09時27分00秒 | 教育・子育てあれこれ
新型コロナウイルス感染が長引くなかで、子どもへの心身への影響は、おとなが思う以上に深刻です。



不登校の児童生徒は増えています。

十分に睡眠がとれない。(睡眠障害)

食欲がなく、食べれる量が減った。(摂食障害)

また、不登校に関連して、思春期の早期から現れやすいですが、起立性調節障害(OD)の症状を示す子もいます。

朝から午前中にかけて、血圧が上がらず、起きることができにくい。

コロナ感染症で、不安が大きくなり、十分な睡眠がとれず寝不足になります。

すると自律神経の働きが乱れ、それが血圧の低さにも関係します。

くわえて、身体のしんどさを言う子ども、頭痛をうったえる子ども、情緒不安定になる子ども、視力が低下した子どもの例があります。

虫歯の増加や肥満傾向と見受けられます。

朝起きれない、学校に行きたくないという児童生徒が増えました。

小学生の場合は、学校行事や宿泊行事がなくなると、精神的な負担が大きいようです。

子どもが一人で抱え込まないよう、相談できるよう、おとなが支えていく必要があります。

教師は忙しくても、忙しいというオーラを出さない方がいいです。

子どもは案外先生の様子をみているものです。

忙しそうで相談できないと、ためらう子がいます。

こんなときこそ、明るく陽気に児童生徒に接するのが教師の役目です。


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