校長は、学校をまわして教育活動を展開していく役割の責任を負います。
学校といえども一つの組織です。
中学校なら、生徒の教育を学級担任や教科担任が引き受けて、仕事をしてくれます。
また、給食は栄養教諭や栄養士が業務を引き受け進めてくれます。
生徒の健康面でのケアは、養護教諭が担当します。
進路指導は進路指導担当、生徒指導は生徒指導主事、学年をまわすのは学年主任がいます。
それぞれの担当者が分担して責任をもち仕事をします。
そして、最終責任は校長がすべて引き受ける。
最終責任は、分けることはできないのです。
それ相当の重圧が校長にはかかってきます。
失敗は許されない。生徒が不利益になる失敗は許されないという覚悟をしていなければならない。
しかし、担当者だって人間です。ミスすることや誤りはあります。
部下を叱らなければならないときもあります。
でも、怒ってばかりでは、部下の意欲は上がりません。
校長は10戦10勝をめざして、ガチガチになるよりも、5勝4敗1引き分けぐらいでいいと構えているのがいいようです。
その方が、たとえ担当者の仕事にミスがあっても、怒るよりも励ますことができるようになります。
ただし、その4敗は取り返しのつく失敗でなければなりません。
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