大阪梅田の高層ビルの最上階から下を見ました。
星の数ほど建物や家があり、そこにはたくさんの人びとが歩いています。
吉田栄作さんは16歳のとき、新宿センタービルの高層階から、窓の外を見下ろすと、スクランブル交差点に行き交う人の小ささを見ました。
「自分もあの中の一粒だな。それなら一度しかない人生なので記録に残るような人間になりたい」と誓ったそうです。
同じ場面に遭遇しても、人はいろいろと違った考えをするでしょう。
わたしは、高層ビルから見える星の数のようなたくさんの人びとは、みんなそれぞれいろいろな思いで暮らしているのだと思いました。
なかには、ひとりぼっちでお茶を飲んでいたり、淋しい気持ちでいる人もいます。
このように考えると、ひとりなのは自分だけでないと気がつきます。
みんなが孤独を感じているのです。
でも、ひとりでいてもひとりではない、いっしょにいてもいっしょではない。
孤独は淋しいとなるのが一般的かもしれません。
でも、私たちはこの世に生まれてきたとき、すでに広い世界にひとりで放り出されたのです。
だから、淋しいとか孤独感をもつのは当たり前のことなのです。
孤独とうまくつきあうことが現代人には必要なことです。
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