亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site
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生まれて初めてのことが
今月は2つあった。
ひとつはギャラリートーク
人のギャラリートークを聞きに行くと
ほんとに話長いなぁ…とげんなりすることがある。
作家はなんて自己主張が強いんだ、とか
話の長さ競ってどうすんだ、うんざりだ早く次いってくれ…(笑)
もし自分が人前で話すことになったときは
聞かれたことに端的に答えよう、
そして「だらだら」だけは絶体にやめよう、と思っていた。
8月2日のギャラリートークで初めてマイクを持った。
そして質問に端的に答え、それで終わった…
もっとしゃべりたい!!(;゜ロ゜)
自分にこんな感情があったなんて!
次にトークがあったら、私は絶体にだらだら話し
決してマイクを離さないだろう。
そしてもう一つの出来事
展示拒否を受ける。
軸の職人さんたちの展覧会がある。
軸装のアイデアを競うものだ。
そのための絵の依頼を受けて描いたのがこれ
「フリンジ」墨、和紙
先月職人さん宅に伺い
軸の打合せも済ませあとは展示を待つばかりだったが
「軸装の展覧会なので、これはちょっと…」
「大勢の人が見に来るのでこれはちょっと…」
ということで出品できないと告げられた。
そんなにまずいですか?
花とかにすればよかったですか?
というか、実際本当にまずかったのは
そのあとの私の態度だった。
お世話になっている職人さんなのでつい
「…すみませんでした」と謝ってしまった。
むこうからは、なんの謝罪もフォローもなかった。
それどころか、何とか推してくれた気配もなく
ぶっきらぼうに結果だけ告げられた。
まぁ職人さんはぶっきらぼうなものだが、
これが人の世かと思い知らされる。
次にこんなことがあったときは
謝罪だけは絶体にしない。
作品の説明ができるよう、理論武装する。
相手に対する怒りはない
ただただ情けなく思うばかりだ。
まったくもう…