ケンメリレポート from ケンメリパラダイス

C110型スカイライン 通称”ケンメリ”にまつわるブログです。
ケンメリに乗ったり触ったりしたら更新してます。

特別機動捜査隊

2010年05月12日 18時37分17秒 | レポート
昨日の雨のケアをしにケンメリの元へ。
毎度毎度の作業だが、明日はケンメリを個人的な撮影に使うため、念入りに磨くことに。
偶然うまい具合に有休と代休が連結してとれたため思わぬ連休を満喫することに。
お昼過ぎよりケンメリの元へ。

朝の曇天模様も昼過ぎには日差しが差し始め、気候も穏やかに。
薄手のパーカーが調度イイ季節。
ケンメリの元へ出かけると・・・



乗れませんがな。
流石にこの状態でドアを開け乗り込むのは不可能と判断。
助手席側よりアクロバティックにケンメリに乗り込む。

前回もそうだったが、なんとなく室内が生臭い。ガソリン臭とまではいかないが、変な臭いが・・・(自分の加齢臭というオチだったらどうしよう)
エンジンを掛けて窓を開けて暖機ならぬ換気を。
水温計が暖まったところでケンメリ発進。

明日も遠出の予定なので事前にガソリンを入れるため、おなじみの近くのセルフスタンドへ。

給油前から給油キャップが・・・?

前に給油していた車のものだろうか。スタンドへ入場した際には他車の影はなかったので
今頃キャップレスで走ってる車が一台あるのか・・・
と思いつつ、鎮座しているその隙間に自分のキャップを置いて給油開始。
走行距離から今回の給油量はおおよそ40リッター程度だろうと頭の中で計算していると
30リッターほど入ったところで、後ろからにゅっと手が伸びてきた。

おや?と思うとその手は置かれていた給油キャップを手にして
「すみません~」
と一言を残していった。これでキャップレス車は一台減った。
給油を終えてキャップを閉め、フューエルカバーを閉じる。
積算計(トリップメーター)をリセットし、信号の変わるタイミングでスタンドを後にする。

自宅前をパスしてコイン洗車場へ。
平日昼間でも1台、また1台とちらほら車を洗ってる御仁が。自分もその一人だが。

走っていて気になったのがフロントガラスに線キズのようなものが、並行して二本ついている。
ワイパー傷だったら弧を描いて付くだろうから、別の傷だと思うが視界にもろに入るので
文字通り目障り。
深くなければいいが・・・と恐る恐る爪で擦ると・・取れた。
どうやら傷ではなく汚れだった模様。
(写真撮ったけど写りませんでした)
こんなにまっすぐ付くのはひょっとして雨水が通った跡かな?
などと考えつつ、洗車開始。
日差しも回復してきたので、濡れ雑巾で拭いて、ゆすいで絞ってまた拭きあげて水滴を残さないように区画ごとに行う。

ルーフ、ボンネット、トランク、リヤフェンダー、助手席ドア、左フロントフェンダー、
フロントグリル、アンダー周り。
フロント部には結構虫が付着しており、左フェンダーには先程は気付かなかったがガソリン漏れの跡が黄ばんで筋になっていた。
先日の群馬の帰りに即座に対応するべきだったが、ついつい不精してしまった。反省。

ヘッドライト、グリル、バンパーと多岐に渡って虫の死骸が付着していたのを濡れ雑巾で拭きあげて、お次は右フロントフェンダー。
風が強いせいか、ボディカバーの擦れてできた汚れが・・・・


うわー、塗装まで剥げてますよ?
よっぽど、局地的にカバーが擦れた・・


(タタタタタッ)

おもむろにトランクを開けてボディカバーをチェック。



またやられた_| ̄|○ニドメダヨ

まあ、そのいわゆる当て逃げってヤツですな。

行き場の無い怒りを抑えつつ、とりあえずいつものショップに連絡。
これまた人一倍親身になっていただき
「いつでも直してやるからくよくよすんなよ!」
とありがたいお言葉をかけてくださる社長は・・・ご不在のようで。orz

あの時から3年2ヶ月。

まさか再びこういう事に遭うとは。

まあ公道走ってる以上車が傷つくのは致し方ないにしても、こうした事例はなかなか素直に納得するには時間が必要なわけで。

居ても立ってもいられないが、綺麗にしないと明日の撮影に影響するので、当てられた部分を残して洗車再開。
といってもほとんど気が気じゃない状態。小心者の自分が情けない。
虫の死骸跡やガソリンこぼれの跡はコーティング復活剤で綺麗になるが、流石にこれは無理。

ホイールを綺麗にして、タイヤワックスをかけたところで帰還を決意。
駐車場に戻りケンメリを停める。
カバーを掛けてみて改めて傷の位置確認を行うと・・・


フェンダーエッジ部分、並びにバンパーまでヒットしていることが判明。

仕方が無いので、団地の駐車場管理人さんに連絡。
当然場内の事故は独自での解決なので事故報告のみを行い、3年2ヶ月ぶりにケンメリの型式と同じところへ電話。
今この瞬間、命に関わる事案で連絡をしている人もいるかもしれない、
そんな中にこうした案件で受け付けてもらえるか一抹の不安があったが受付してもらえた。

団地入口で待つこと10分間。



ボディカバーに付着している塗料と同じ色の車と、その後ろに赤色灯を回しているツートンカラーの車が
2台同時にやってきた。
こういう偶然もあるんだなーと思いながら、ケンメリの元へ。

自動車警ら隊隊員さん2名と現場検証。
ボディカバーに付着した塗料と同一の車のドライバーさんに警ら隊員さんが話を伺う。
当方のケンメリと接触した記憶はないとのこと。
なにかありましたらご協力しますよとの言葉をいただき謝意を述べる。
引き続きボディカバーの傷、フェンダーの傷、バンパーの傷、しかもよく見たらモールも凹んで、ボンネットは斜めってて左右のフェンダーとの高さが合ってないorz
調べれば調べるほど細かいズレを見つけて(洗車の時に気づけよって)さらにガックシ。
(さすがに検証中に写真は撮れないのでまた後日にでも)

ボディカバーに付着した塗料を科学鑑定・・とかすることはないし、周囲の人も分からないと言うことであれば
この時点で終了。

前回はたまたま当事者の人が思い出してくれたのがラッキーだったということを改めて痛感するも、

当てられたケンメリは悲しいが、誰かが怪我したり傷ついたりしたわけではない。
それに頼もしい人たちが当方の周りにはたくさんいるんだ―――
そんな考えが自然ともたげてくる頃には、傷を発見した当初に抱いていた
ネガティブな感情は消えていた。
(2007年3月10日の日記より抜粋)


ということを思い出し、やっと平常心を取り戻した。

警ら隊員さんよりは連絡先として
自宅電話番号、携帯電話番号、勤務先電話番号、さらには自賠責保険証、等々
個人情報の津々浦々を答える。万に一つという事件解決の折に吉報が来る時のために。
一通りの調書を取った後は、これ以上どうしようもないので警ら隊員さんにお礼を述べて帰宅。

もし当てられたのが人間だったら・・・
自分ではなく奥や、将来生まれてくるであろう子供だったら・・・

年配の警官が去り際に言った言葉。
「これ、相手が自動車なので当て逃げになりますが、
相手が人間だったら完全なひき逃げですよ?」

という言葉も思い出す。

もし当てた人間が、検証現場を見ていたら露見を恐れて心中穏やかじゃない日々を過ごしているのかな・・
(そういうの全然気にしないタイプだったら笑ってるかもしれませんがひき逃げしても笑っていられるのかな)
と思いつつ、これが抑止力となって場内で事故が起きないように祈るのだった。



二度あることは・・・とならないように願いたい。マジで。
コメント (2)
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