引き続き桜の木々を眺めながら不忍池の湖畔の散策道を歩いていきます。上野公園一帯は東京を代表する桜の名所として有名であり、不忍池の湖畔も多くの人たちで賑わっていました。
不忍池の湖畔に林立しているタワーマンション群、完成当時はこの景観に慣れるのに戸惑ったものですが、今となってはすっかり不忍池の景色の中に溶け込んでいます。
不忍池の南端部「池之端一」周辺にはユリカモメなどの野鳥たちが水面で休憩したり、飛び回ったりしていました。桜の木々の周辺をユリカモメが飛び交うのも中々風情がありますね。
ユリカモメは東京都の「自治体の鳥」に指定されています。高度成長期に東京湾の埋立地をユリカモメたちが多く飛び回っていた記憶がまだ残っています。
桜の木々の中には、満開状態に程近い木もちらほら・・・。
「池之端一」入口前にやってきました。桜の木々の間から不忍池の水面を撮影してみると・・・。
どうやら桜のトンネルの中を歩けるみたいです!!!
桜見物の人たちで賑わっている散策道を歩いていきます。
前方にものすごく色鮮やかな桜の木が一本見えてきました。周囲のソメイヨシノと比較してもきれいなピンク色を誇るこの桜は「陽光桜」という種類です。
「陽光桜」はソメイヨシノを品種改良する形で派生的に作られた種類の桜なのだそうです。確かに花の色鮮やかさを別にするとソメイヨシノと雰囲気が一緒ですね。
陽光桜と先輩格のソメイヨシノ、快晴の青空と不忍池の水面を全部入れて撮影してみました。新緑を芽吹いている柳の木がアクセントになっています。
不忍池の水面側(蓮池側)に大きくソメイヨシノの枝がせり出している状態です。
蓮池とボート池の間の散策道は文字通り「桜のトンネル」と化していました。
やはり全体的に「七部咲き」前後でした。
水面でユリカモメたちが休憩している光景が微笑ましいです。たまに水面から水しぶきを上げて飛び立っていきます。