シティビューより南西方向(JR恵比寿駅方向)です。武蔵野台地と呼ばれている多少は起伏に富んでいる丘陵地帯の上に、住宅密集地がどこまでも広がっています。近年ではタワーマンションなどが増えてきました。
南麻布地区の住宅街の中に広がっている緑地帯は、「有栖川宮記念公園」です。緑地帯の中には都立中央図書館の建物が建っていて、周囲にはフランス大使館やドイツ大使館の敷地があります。
空気が澄んでいる日には、川崎や横浜の市街地や丹沢山地の稜線なども眺めることが出来るのですが、この日は霞んでしまっていたのでそれは不可能でした。
この日の東京都心部は、最初は晴れ間は見えていたのですが、そのうち全体的に雲が多くなってしまっていました。
港区に接している、渋谷区の広尾四丁目地区に広がっているマンション群「広尾ガーデンヒルズ」をズームで撮影しました。
広尾ガーデンヒルズの敷地の東側の低地部分を「外苑西通り」が通っています。大通りに沿って、建設中のタワーマンションやオフィスビル街などが整備されています。
続いて西方向(JR渋谷駅方向)を観ていきます。六本木ヒルズの敷地の北側を通っている六本木通りを見下ろして撮影しました。この六本木通りはJR渋谷駅方向へ伸びていきます。
六本木通りの真上には「首都高速3号渋谷線」の高架橋が走っています。東京都心部から渋谷・世田谷方面、更には東名高速道路と一体化されているため、非常に交通量が多いです。
JR渋谷駅周辺については、次回の記事で詳しく載せていきたいと思います。
屋内展望台から六本木通りの脇に広がっている西麻布一丁目地区の住宅街を見下ろして撮影してみました。六本木通りに面した一角では高層ビルの建設工事が2年ほど前から進められてきたのですが、完成しつつあるようですね。
「(仮称)西麻布土地利用計画」と言う名称の高層ビルで、既にタワークレーンなどは撤去されていて、内装工事へと移行しているようです。地上17階、高さ92メートルの高層ビルとなっています。
西麻布一丁目地区の住宅密集地に面して、在日米軍基地の敷地が広がっています。そもそも六本木の繁華街は、米軍基地の将校の人たち向けに発展してきた歴史があり、繁華街としての歴史は戦後からと意外と新しいのです。
六本木や西麻布地区の大部分は、このような戦前からの雰囲気が一部残っているような閑静な住宅街になっています。大通りから一歩路地へ入れば、繁華街のイメージとは正反対の街並みが広がっています。
とは言っても近年は、古い民家を取り壊して中層マンションやオフィスビルへと建て替える工事が頻繁に行われています。この六本木ヒルズだって、戦前の雰囲気の住宅密集地を取り壊して造られた経緯があるのです。
東京都心部有数の高級住宅地として有名や元麻布や西麻布地区ですが、実際に上から眺めてみると、様々な街並みの表情を窺うことが出来るのですね。