8月中旬の平日、東京駅丸の内駅前広場にやってきました。これから行幸通りを歩いて「皇居外苑・和田倉噴水公園」に向かって散策していきます。午前9時過ぎの行幸通りは人通りがなく閑散としていました。
この日の日本列島の上空には、東北地方を中心とした北日本に秋雨前線が停滞していて、その秋雨前線に向かって南風が吹き込んでいる状況でした。なので天気は晴れでしたが、雲が猛烈な速さで南から北へ流れているのが見てとれました。
行幸通りに植えられているイチョウの並木道も真夏らしく、濃い緑に覆われていました。行幸通りの背後には皇居の広大な緑地帯が広がっています。
朝の通勤ラッシュが終わった直後の時間帯だったので、周囲には出勤中のビジネスマンの人たちの姿を見かけることはありませんでした。
行幸通りの北側に広がっている丸の内の高層ビル群を見上げて撮影しました。再開発工事によって高層ビル化されている区画と、昭和の時代から残っている古いオフィスビルが混在しています。
皇居の緑地帯や皇居前広場を正面に眺めながら行幸通りを散策していきます。
行幸通りと日比谷通りが交差している「和田倉門交差点」に到着しました。日比谷通りは片側4車線・合計8車線の幹線道路となっていて、交通量が非常に多いです。
和田倉門交差点から皇居方向を撮影してみました。行幸通りは東端部である丸の内駅前広場から、皇居前広場前まで続いています。歩道部分2か所と中央分離帯2か所、合計4箇所の列にイチョウ並木が整備されています。
丸の内駅前広場から和田倉門交差点までの区間の行幸通りの中央部分は歩道化されていますが、交差点から西側区間は以前のままであり、立ち入り禁止となっています。
和田倉門交差点前から大手町の高層ビル群を撮影しました。左側の高層ビルは2012年4月に開業した「パレスホテル東京」、右側の建設中のビルは「(仮称)日本生命大手町ビル」です。
行幸通りのイチョウ並木道を撮影しました。行幸通りの正式名称は「東京都道404号皇居前東京停車場線」と言います。
帝都復興院の関東大震災後の震災復興再開発事業の一環として、皇居の和田倉門から東京駅に通じる幅員73メートルの東京市を代表する広規格道路道路として建設されました。
パレスホテル東京の敷地の東側で建設中の高層ビル「(仮称)日本生命大手町ビル」を撮影してみました。かつてこの場所には丸の内AIGビルが建っていましたが、2011年5月から2012年2月にかけて解体工事が行われ更地となっていました。
新しい高層ビルは地上23階・塔屋2階・地下3階建て、高さ100メートルです。日本生命保険相互会社が建築主であり、完成は2014年6月を予定しています。
江戸城・和田倉門を構成している巨大な石垣の裏側に和田倉噴水公園が整備されています。和田倉門自体はすでに撤去されていて跡地になっています。
行幸通りは皇居内堀である和田倉濠と馬場先濠の二つの濠の間を土橋によって渡っています。この橋を渡った先に和田倉噴水公園があります。