丸の内南口前のタクシープール・一般車用ロータリー前から丸の内駅舎を撮影してみました。真正面に写っている白亜の壁面が美しい高層ビルは、旧国鉄跡地に再開発工事によって建設された「丸の内オアゾ・日本生命丸の内ビル」です。
このロータリーは、丸の内駅舎内に入居している「東京ステーションホテル」の送迎車の発着場も併設されています。ロータリーのすぐそばに、東京ステーションホテルのメインエントランスの入り口が設置されています。
送迎車発着場前にはガラス張りの屋根が設置されていて、丸の内南口や東京ステーションホテル入り口まで通じているのです。
丸の内や大手町の高層オフィスビル街に隣接している丸の内北口と比較すると、やはり丸の内南口周辺は人通りもタクシーの数も格段に少なくなっています。
丸の内駅舎の南側に伸びている「南ウイング部建屋」の脇の歩道を歩いていきます。この界隈は東京駅と有楽町駅方向を結ぶルートなので、そんなに人通りはなかったのですが、最近は少し違っています。
東京都内を観光するはとバスの乗降場から振り返って丸の内駅前広場方向を撮影しました。正面には行幸通りを挟んで、丸の内ビルと新丸の内ビルの二つの高層ビルが建っているのが見えます。
東京中央郵便局跡地に建設された高層ビル「JPタワー」を見上げて撮影しました。2012年5月末に竣工したことによって、丸の内駅前広場を囲っている敷地の全ての高層ビル化が完了したことになります。
旧東京中央郵便局舎の一部を保存・再生するために建設された低層棟の建物です。建物内部には東京中央郵便局や商業施設「KITTE(キッテ)」などが入居しています。
以前のこの周辺の道路は平日の昼間でも人通りがほとんどありませんでした。東京駅から有楽町駅方向へ、またはその逆方向へ歩く人の流れが最近になって出来始めているのです。
東京駅の丸の内駅舎の復原工事の完成によって、東京駅自体が新たな観光名所になったことの理由が大きいと思います。以前と比べても、東京駅周辺を散策する人の数が格段に増えてきました。
バブル崩壊後の1990年代後半に「黄昏の丸の内」と揶揄されていた時代と比較すると本当に信じられない思いです。当時は古いオフィスビル街しかなく、土休日になると人がいなくなって「ゴーストタウン」などと呼ばれていた時代があったのです。
2002年の丸の内ビル開業、2004年の丸の内オアゾの開業と、丸の内地区にはこの10年程で照合施設が増えてきたのですが、最後の集大成として丸の内駅舎の復原工事が行われたのですね。
JPタワーの南側に隣接して建っている高層ビル「東京ビルディング」です。三菱電機の本社などが入居しています。
JPタワー・低層棟脇の歩道を歩きながら、再び丸の内駅前広場方向へ向かいます。正面には丸の内駅舎・南ウイング部建屋が見えています。
復原された丸の内駅舎や超高層ビルなどが建ち並ぶ丸の内界隈ですが、JRの線路高架橋周辺などは今でも昭和の雰囲気が色穀残っている個所があるのです。