外堀通りから路地へ入る道路はすべて緩やかな上りの坂道となっています。これは外濠や外堀通りがこの界隈の中で最も低地部分を通っているからです。
江戸城の外濠に沿って通っている外堀通りは数多くのカーブが設置されていて、四谷~市ヶ谷間でも緩やかな右カーブが設置されています。
そして、四谷見附交差点からJR市ヶ谷駅方向にかけては、外堀通り自体も緩やかな下り坂になっているのです。
外堀通りの(進行方向)右側には「外濠公園総合運動場」の敷地が広がっています。かつて外濠の水面だった場所を埋め立てて造成したのです。
右カーブの先には再び緩やかな左カーブが設置されていて、S字カーブのようになっています。東京都心部にほど近いこの界隈にこのような場所があったのですね。
左カーブの先には市ヶ谷や飯田橋の高層ビル群が小さく見えます。この地域もここ4、5年くらいの間で高層ビルが急激に増えてきました。
しばらく道なりに沿って散策していきます。
ズームで撮影してみると、外堀通りに沿ってJR市ヶ谷駅周辺の繁華街のビル群が見えてきました。市ヶ谷駅まで約400メートル程です。
鬱蒼とした木々に遮られていたのでこれまで眺めることが出来なかった外濠の水面や、JR中央快速・緩行線の線路群が見渡せそうです。
木々の合間から外濠の水面を見下ろすことが出来ました。電車内からだと常に外濠の水面を眺めることが出来るのですが…。
外濠の水面を挟んだ対岸は「千代田区の五番町地区」の閑静な住宅密集地が広がっています。
市ヶ谷駅前へ向かってなお緩やかな下り坂が続いていきます。
外濠通りと靖国通りが交差している「市ヶ谷八幡町交差点」が見えてきました。
市ヶ谷八幡町交差点に到着しました。新宿と東京東部の錦糸町を結んでいる靖国通りは、市ヶ谷駅前で「市ヶ谷橋」を介してクランクカーブ状のルートを形成しています。
外濠の水面を挟んだ対岸に見えるのがJR市ヶ谷駅の駅舎やホームです。これで9月の四谷周辺の散策は終わりです。