2020年に開催される東京オリンピックのメイン会場として改修工事が実施される国立競技場を撮影しました。1964年の東京オリンピックのメイン会場にも使用されたことで有名ですが、普段はこのように閑散としています。
9月中旬の散策だったので、神宮外苑の緑地帯の中は、鬱蒼とした濃い緑に覆われていました。
国立競技場の敷地の外苑総合グラウンドやイチョウ並木道側に設置されている「青山門」の全景を撮影しました。国立競技場にはこのほかに「代々木門」「千駄ヶ谷門」の二つがあります。
建築面積33700平方メートルを誇る国立競技場、一枚の写真では入りきらないほど巨大な構造物となっています。
敷地面積は約71700平方メートル、スタンド面積は約25300平方メートル、収容人員は54224名となっています。
青山門前から聖徳記念絵画館や外苑総合グラウンド方向を撮影してみましたが、広大な緑地帯が広がっているようにも見えますね。
大会などのイベントが開催される時には多くの見物客で賑わうのだそうですが、何もない日にはゲートも固く閉ざされていて、閑散としていました。
2020年に開催される夏季オリンピックが東京で開催されることが決定し、国立競技場は約1300億円の予算をかけて宇宙船のようなデザインの新国立競技場に生まれ変わることになります。
ゲートの上部には「国立競技場 青山門」の文字が打ちこまれていました。これは戦前の時代から残っているのでしょうか?
「国立霞ヶ丘競技場」は陸上競技場をはじめとして、秩父宮ラグビー場、体育館、水泳場、トレーニングセンター、テニス場の設備群から成り立っています。
この場所にはかつて、1924年(大正13年)から1956年(昭和31年)まで存在していた「明治神宮外苑競技場」でした。日本初の総合競技大会である明治神宮競技大会の他、出陣学徒壮行会に使用されました。
戦後は、1958年のアジア競技大会開催が決定し、現在の国立霞ヶ丘陸上競技場に建て替えることが決まったことから、明治神宮外苑競技場は解体されました。
国立競技場の周囲を通っている道路を歩き、「代々木門」方向へ向かっていきます。
1964年の東京オリンピックでは陸上競技場がメインスタジアムとして陸上競技、サッカーの3位決定戦と決勝戦、および馬術競技の大賞典障害飛越が、ラグビー場ではサッカー競技が実施されました。
近いうちに改修工事が始まるかもしれないので、現在の姿を見ることが出来るのは今だけなのかもしれないですね。
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