
外苑西通り・観音橋交差点から、JR千駄ヶ谷駅へ向かって散策を続けていきます。交差点の周辺は丘陵地帯の地形となっていて、閑静な住宅街が何処までも広がっていました。

外苑西通りが通っているルートは、かつての「隠田川」(下流部で「渋谷川」と名称を変える)が流れていた河床部であり、この交差点の場所には「観音橋」と言う名前の橋が架橋されていました。

国立競技場の敷地の西側を通っている「外苑西通り」を北へ向かって歩いていきます。その名前の通り、明治神宮外苑の緑地帯の西側を通っている通りとなっています。

「東京体育館交差点」前に到着しました。国立競技場の敷地部分は新宿区のエリア内ですが、この界隈は渋谷区の千駄ヶ谷一丁目地区となっています。

外苑西通りの正式名称は「東京都道418号北品川四谷線」と言います。東京都品川区と新宿区を結ぶ特例都道で、外苑西通りに該当する区間は環状4号線に属しています。

東京体育館前交差点から千駄ヶ谷方向(西側)へ緩やかな坂道が伸びていました。坂上周辺は千駄ヶ谷地区の閑静な住宅密集地が広がっているようですね。

しばらく歩いていると、遠くに「東京体育館」の建物が見えてきました。

この東京体育館の敷地の裏側にJR千駄ヶ谷駅が設置されていますので、体育館の敷地を回り込むように散策を続けていきます。

しばらく歩くと国立競技場の「千駄ヶ谷門」前に到着しました。JR千駄ヶ谷駅や都営大江戸線・国立競技場駅にもほど近く、この門が国立競技場のメインエントランスの役割を果たしています。

大会時には選手や関係者の人達のメイン入場口となります。千駄ヶ谷門周辺には工事用のフェンスが設置されていて、これから工事が始まるのかもしれません。

「東京体育館」は国立競技場に隣接して建っている都立体育館であり、1954年4月に旧・葵会館の跡地に建設されました。1964年10月の東京オリンピックでは、メインアリーナが東京オリンピックの体操競技、プールが水球競技の会場として使用されました。

外苑西通りを跨ぐ歩道橋が架橋されていたので、階段を上って歩道橋の上から東京体育館の敷地を撮影してみました。

建物の延べ床面積は約3220平方メートル、建物の高さは約27メートル、収容人数は10000席(固定:6000席、仮設:4000席)の規模を誇っています。

歩道橋の上から外苑西通りを北方向(新宿御苑方向)を撮影してみました。外苑西通りの両側は9月らしく、鬱蒼とした濃い緑に覆われていました。

手前側には首都高速4号新宿線の高架橋と、JR中央快速・緩行線の線路が通っていて、その後ろ側には新宿御苑の広大な緑地帯が広がっているのが見えます。
